2021年4月 米国市場のマンスリーレポート

今回も、2012年4月の米国市場の流れや月間の各指数や債券の変動率、または金価格の変動率などをまとめていこうと思います。

なぜこのようなデータをまとめようとしているのかというと、

世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』のなかで紹介している戦略を実践するのに必要だからです。

よって、今回の記事は当該書籍を読んだことのある読者には参考となるデータだと思っていますので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

4月の流れ

4/1~

投資家の多くが運用指標とするS&P500種指数が過去最高値を更新し、初めて4,000ポイントを突破したことが、マーケットの注目を集めました。

3月中旬までは米景気回復と通貨供給量の増加によるインフレ加速の思惑から、米10年債利回りが急上昇し、その結果、株式市場の上値を抑えました。

その後の米10年債利回りは1.7%台と高い水準で推移していましたが、上昇力が鈍ってきたことから、株式投資家の心理を明るくしていきます。

つぎに、2日金曜日に発表になった雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から916,000人増と市場予想の675,000人を大きく上回りました。

これは、新型コロナウイルスのワクチン普及が雇用を下支えており、景気回復への期待が高まることを示唆します。

そして、9日金曜日のS&P500種指数は、先週よりも躍進し4,128ポイントと過去最高値を更新しています。

これでS&P500種指数は3週連続で上昇しているので、芸人のEXITさん風に「ポンポンポーーン」といえる状況です。

これほど上昇局面が続くのは、新型コロナワクチン接種による米経済活動正常化への期待や、FRBによる金融緩和政策が長期化しているためで、これらを要因に景気敏感株中心に買いが入っています。

また、一時1.7%台まで上昇していた米10年債利回りが、1.6台と少し下落し、落ちついた動きになってきたことから、割高感が意識されやすいハイテク株にも買いが入り、NASDAQは今週3.12%の上昇となりました。

4/12~

16日金曜日のS&P500種指数も続伸し、先週つけた最高値をまた更新し4,185ポイントで取引を終了しています。

そしてNYダウについても3日続伸していて、34,200ドルで取引を終了し、S&P500種指数同様に連日で過去最高値を更新しました。

両指数が揃って最高値を更新するほどに市場は続伸し続けているわけですが、その理由は新型コロナウイルスワクチンの接種です。

米国では1日当たり300万人を超える人が接種していて、ワクチンを1回以上受けた人の割合は全米人口の4割近くになり、複数の州で5割に近づいています。

経済対策における現金給付も消費に向かっており、経済正常化への期待が高まりが加速しているのです。

米10年債利回り

また、米10年債利回りの低下も株式市場の追い風になりました。

長期金利の指標となる米10年債利回りは1.67%から1.59%まで低下し、相対的な割高感が意識されやすいIT・ハイテク株に買いが入っています。

NASDAQ

長期金利の上昇を嫌気して、1月から3月の期間、上値の重かったNASDAQですが、16日の終値は14,052と、2月の過去最高値(終値ベース)14,102ポイントまで50ポイントに迫っています。

米国内はワクチン接種が進んだことと、米10年債利回りが低下したことで、ハイテク株を含めた株式市場は盛り上がりを続けた。

4/19~

23日金曜日のS&P500種指数は、先週末比5ポイント減の4,180ポイントで取引を終了しています。

ちなみにNYダウも、週間では157.18ドル安の34,043ドルで取引を終了しました。

株価が続伸しなかった理由は、新興国を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続き、世界経済の足を引っ張りかねないとの見方から上値の重い展開になりました。

また、22日木曜日にはバイデン政権が所得税の最高税率を引き上げるのに合わせ、株式などのキャピタルゲイン課税も現在の20%から39.6%に引き上げる方針と伝わったことで、売りが膨らみました。

23日には反発したものの、増税の時期がいつになるかで一喜一憂する展開が今後もでてくるかもしれません。

米10年債利回り

そして、米10年債利回りは1.58と大きな変化がなかったことを背景に、23日のNASDAQも前週末同様に14,000ポイント台を維持しています。

新興国の新型コロナウイルスの感染拡大と、バイデン砲のために、市場の続伸が止まってしまった一週間でした。

4/26~

4月30日金曜日のS&P500種指数は先週末から1ポイント増の4,181ポイントと微増で取引を終了しました。

NYダウは反落して33,874ドルで取引を終了し、週間では168.64ドルの下落となりました。

4/26からも、ブラジルやインドなど新興国の一部で新型コロナウイルスの感染拡大が続いたため、バイデン政権は5月4日からインドからの入国を制限する予定です。

このように世界経済の正常化には時間がかかり、景気の回復が遅れるとの懸念が高まっています。

4/27-28は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、金融政策は据え置かれました。

このFOMC後の会見で、パウエルFRB議長は「資産購入の縮小についてまだその時期ではない」と述べ、金融緩和策が長期間続き米国経済は力強い回復を促すとの見方が強まりました。

  • 米国経済の回復期待は強い
  • しかし世界では新型コロナウイルスの感染拡大が続いている
  • 世界経済の回復が遅れそうと警戒

以上のことから、上値の重い一週間となりました。

S&P500、DAW30、NASDAQ

オレンジ:S&P500  赤:NASDAQ  青:DAW30
  • オレンジ:S&P500 4.01%
  • 赤:NASDAQ   3.58%
  • 青:DAW30   2.18%

1か月のパフォーマンスを比較していくと、S&P500種指数がもっともパフォーマンスがよかったことがわかりました。

しかし、いずれの指数も4月の前半に躍進したしたものの、後半からは横ばい、もしくは反落しています。

オレンジ:XLB

ちなみにセクター別に見たとき、4月にもっともパフォーマンスのよかったセクターは、一般消費財セクターの5.61%でした。

逆にもっともパフォーマンスの悪かったセクターは、エネルギーセクターの-1.83%となりました。

金(ゴールド)

オレンジ:GLD

ゴールドはETFで見ていきますが、ゴールドのETFには、GLDとIAUの2つのETFがあります。

GLD2.27%、IAU2.37%と、値動きに差が出ることは少ないのですが、今回は0.1%だけ差がでました。

4月の金価格は上昇していますが、これからも上昇する可能性は、今のところ低いと思っています。

理由は2つあります。

  • インフレヘッジとして資金が暗号資産に流出している
  • チャートパターン

ゴールドには、価値保存の手段、つまりインフレヘッジの効果が大きいことから、近年はそれを目的に投資をされてきました。

しかし、インフレヘッジとして暗号資産というライバルが出現したことで、今後のゴールドの立場が危ぶまれています。

IAU 日足

ゴールドのETFであるIAUの日足チャートをながめると、レジスタンスラインによって上値が抑えこまれていることがわかります。

たしかに4月の金価格は上昇しているかもしれませんが、50日および200日移動平均線がデッドクロスしていることからも、簡単には上昇しないと思います。

米国債券

オレンジ:TLT

期間別のブラックロック社の米国債券で比較した結果です。

  • 【SHY】iシェアーズ 米国国債 1-3年 ETF
  • 【IEF】iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF
  • 【TLT】iシェアーズ米国債20年超ETF

2020年4月は【TLT】iシェアーズ米国債20年超ETFが0.82%と、債券のなかではもっとも上昇することができました。

短期間の国債ETFのほうが、ボラティリティが小さいことがわかってもらえると思います。

まとめ

2021年4月の米国市場の動きをまとめると

  • S&P500種指数 4.01%
  • ゴールド   2.37%
  • 米国債20年超 0.82%

S&P500種指数が、ゴールドや債券よりも高いパフォーマンスを示しています。

この情報は『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』の82ページに掲載している戦略を実践する上で、必要となるデータになっていますので、実践している方や実践してみたいという方には参考になるはずです!

こちらの書籍についてのレビューは以下の記事を参照ください。

米国の株式市場は、ワクチン接種が進むことで経済活動の再開、および労働市場の回復が期待されています。

またバイデン大統領が、教育やインフラ投資計画などを支援する必要性をとなえたことで、米国景気が回復へと向かうのではないか期待が高まりました。

いっぽう世界でみると、新興国や一部の欧州で新型コロナウイルス感染が拡大していることで、世界経済の正常化には時間がかかり、景気の回復が遅れるとの懸念が高まっています。

つまり米国と世界では、経済回復への期待が正反対ということです。

私のような個人投資家は、どうすればいいのか?

つみたてNISAなどをつかって、全世界株式ではなく、S&P500種指数に連動した投資信託に投資をしている投資家さんは多いと思います。

私もつみたてNISAへのファンド選定は、S&P500種指数派です。

こうした投資家さんは、これからも強気でつみたてて続けて、米国経済が世界よりも早くに回復する恩恵を享受しましょう。

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