【MRK】ワクチンの量産化に乗り出したメルクは今が買いどき?

バイデン米大統領が3月2日に、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】が開発した新型コロナウイルスワクチンの量産化に、メルク【MRK】が支援すると発表しました。

メルクも「ワクチン生産の協力で合意し、【JNJ】のワクチンの生産を加速させる」と発表しました。

2月27日にFDA(米食品医薬品局)より緊急使用が許可されたばかりなのに、そのスピード対応に感服します。

【JNJ】は、少しだけですが株も保有してますし、【JNJ】製のバンドエイトやボディクリーム、オーラルケア商品などを店頭でみるので、身近に感じやすいですのですが、【MRK】については、すみません、あまり認識が高くないので今回調べてみました。

すると、『いまが買い時かな!?』と思えたので、記事にしてみました。

メルクは高配当銘柄ですので、インカムゲイン投資家さんには最後まで読んでもらえると嬉しいです。

メルク【MRK】概要

メルク(Merck & Co. Inc.)はグローバルな医療会社で、がん、HIVやエボラなどの感染症、動物病など、人や動物を脅かす病気の予防・治療に向けて、研究の最前線に立ち続けています。

同社の売り上げ規模は非常に大きく、世界の製薬企業ランキングで5位にランクインされています。

他の製薬企業とのおおきく異なる点の一つに、動物医療関係にも参入している点があげられます。

また、メルクは2種類の新型コロナウイルスワクチンを開発していましたが、2021年1月25日にワクチンの開発を断念することを明らかにしました。

しかし、新型コロナウイルスの治療薬については開発を続行し、実用化を見据え製造規模を拡張する意向を示していますから、治療薬の完成に期待したいですね。

  • ヘルスケアセクター
  • 株価 $73.13
  • 配当利回り 3.56%
  • 配当性向 40.04%
  • 配当伸び率 5.19%(10年平均)
  • 増配年数 11年

配当利回りが3.5%を超えていることから、高配当銘柄といえるわけですが、配当性向は40%台ですから、無理のない範囲で配当金が支払われていると言えます。

また、増配年数が11年とまずまずの期間を増配してくれていますが、その増配率は5%程度と、特別高いというわけではありません。

aragaki
aragaki

私の本業の昇給率よりも、高い増配率です。

治療薬の動向

メルクは2つの新型コロナウイルス感染症の治療薬の開発を進めています。

ひとつめのモルヌピラビルですが、経口利用可能な抗ウイルス薬の候補として臨床開発を継続しています。現在、病院と外来の両方で臨床試験がすすんでいます。

この研究は2021年5月に経過報告される予定です。

もうひとつのMK-7110は、重篤な新型コロナウイルス感染症患者の治療薬となるように開発がすすんでいます。

こちらの研究結果は、2021年第1四半期での報告が予想されています。

業績

メルクは、2020年第4四半期の売上高は125億ドルで5%増加し、2020年通期の売上高は480億ドル2%増と発表しました。

これと同時に、2021年通期の売上高を518億ドルから538億ドルの間になると予想しております。

つぎに売上高の推移を眺めたとき、右肩上がりに順調に増えていますが、当期利益は少し違って、その推移は上下しながらも、一応は右肩上がりの推移を示しています。

2020年の当期利益が28%減と落ち込みましたが、これは新型コロナウイルスワクチンの開発断念が響いた結果だと解釈できます。

その他

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイは、2020年第3四半期と、第4四半期と、メルクを買付しています。

2020年第3四半期にまず2,200万ドルを買付し、第4四半期に買い増しして、いまでは2,800万ドルで、ポートフォリオの0.87%相当を保有しています。

ポートフォリオを占める割合はまだ高くありませんが、神様の買った銘柄は気になりますよね。

また、資産証券化商品に付与する格付機関として有名なムーディーズによる、メルクの格付けは、

  • 長期格付 A1 (中級の上位と判断され、信用リスクが低い債務に対する格付)
  • 短期格付 P-1 (短期債務の返済能力が極めて高いことを示す格付)

このように見通しの明るい結果となっているので、強気な姿勢でチャートがみれます。

チャート

週足 10年間

過去10年間の週足をながめてみると、2011年から50週および200週移動平均線がゴールデンクロスを維持しています。

そして、株価がダイバージェンスのあとに下落をしても、200週移動平均線をサポートに反発を続けてることで、長期にわたった強気相場を維持しています。

とりわけ、2019年~2020年も同様に、高値を上げつつもダイバージェンス後に株価は下落して、200週移動平均線で反発するという、同パターンを形成しています。

週足 3年間

さきのチャートよりも期間を短くして観察してみると、2020年2月に200週移動平均線をサポートに株価は反発していますが、以降の株価の推移は動きが鈍く、

高値と底値が収束するトライアングルパターン

もしくは、$85を高値$73を底値にしたレクタングルパターンを形成しているようにみえます。

いずれにしても、今の株価は

  • 200週移動平均線
  • トライアングルパターンの底値
  • レクタングルパターンの底値

と、株価が上記の3つの注目点と重なっていることから、この点を機に株価が再び反発する公算が高いと考えています。

まとめ

ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】が開発した新型コロナウイルスワクチンの量産化に、メルク【MRK】が支援すると発表されたことをうけて、メルクについて調べてみました。

  • ヘルスケアセクター
  • 株価 $73.13
  • 配当利回り 3.56%
  • 配当性向 40.04%
  • 配当伸び率 5.19%(10年平均)
  • 増配年数 11年

メルクの売上高推移は、右肩上がりに順調に増えており、当期利益も概ね右肩上がりの推移を示しているので、収益性には問題ありません。

つぎに、格付機関として有名なムーディーズによる、メルクの格付けをみたとき、長期格付 A1短期格付 P-1 と、安定性の見通しについても良好であることがわかりました。

最後にチャートをながめると、10年程度強気相場が続いていることがわかります。

そして、2020年1月以降の株価の推移をながめると、いまの株価は

  1. 200週移動平均線
  2. トライアングルパターンの底値
  3. レクタングルパターンの底値

という3つの注目点と重なっていることから、大きな反発ポイントとなる公算が高いと考えられます。

現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬のひとつ、MK-7110の研究結果について、新しい結果がもうすぐ報告されると思うので、それしだいで株価が大きく動くかもしれませんね。

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