
ネット証券の開設をするとき SBI証券 楽天証券 あたりが人気です
楽天証券では2020年3月16日 400万口座を達成していますが SBIネオモバイル証券は2020年3月27日 30万口座を達成しました!
大手と比べるとまだまだ口座数は少ないですが あとで説明しているようにたいへん魅力のある証券会社です
いろいろな個人サイトでSBIネオモバイル証券の評価をみていると
- SBIネオモバイル証券は初心者向き
- 少額投資で株式投資を経験
- 少額では意味がないからおすすめしない
といった記事を見かけることがありますが 私の考えでは

初心者以外でも十分に魅力のある証券会社であり
投資資金の多い中・上級者さんにもおすすめできます
ここからは私の考えも踏まえ SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットを確認していきます
SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット
SBIネオモバイル証券は SBI証券と「Tポイント」とマーケティングを繋ぐCCCマーケティングの共同出資で誕生した証券会社です
7つのメリット
1株から株が買える
楽天証券などの大手ネット証券との大きな違いが

SBIネオモバイル証券では 1株から株が買えますよ!
ご存じの通り通常個別株は100株以上購入する必要があるのですが SBIネオモバイル証券なら1株から株が買えます
例えば みんなが使う携帯電話のキャリアである KDDIやNTTドコモなどの有名企業の株を買おうとすると 従来なら30万円以上の投資資金が必要になってきます
しかし SBIネオモバイル証券なら1株 3千円ちょっとでKDDIやNTTドコモの株を購入できます
よって投資初心者が株の売買の仕方や値動きを感じることで 自身のリスク許容度を測る手段としては最適解と考えています
あと株だけではなく ETFも買うことができます
Tポイントを使って株が買える

みなさんはTポイント貯めていますか?
- Yahoo
- TSUTAYA
- ファミリーマート
- ウエルシア
- エディオン
- ソフトバンク
- ガスト
- 吉野家
- ロッテリア など
数えきれない場所でTポイントを貯めることができます
この貯まったTポイントを使って株を買うことができるのです
ちなみに 2020年4月現在 私のTポイントは 627pt で 1pt=1円相当で使えます

627円では通常株を買うことはできませんが SBIネオモバイル証券なら買うことができます

そうですねぇ 私なら

三菱UFJフィナンシャル・グループの株を買おうかなぁ~
と検討します
PayPayユーザーと相性がいい

キャッシュレス化が進む中であなたはどの電子マネーやQR決済を選択されましたか?
体感ですが 街角の小売り店や個人事業主が会計システムとして採用しているのは 圧倒的にPayPayが多いと感じています
ちなみに私の田舎は人口100万人に満たない県ですが 帰省した時にPayPayが使えるところは多数ありましたが 楽天Payを使えるところはコンビニ以外にはほとんどありませんでした
なので

みんなもPayPayを使っていますよね?!
みんなが使っているPayPayとモバイルTカードを連携させておけば Tカード加盟店ではTポイントとPayPayボーナスの二重取りができます
このように Pay PayとTポイントは相性が良いので Tポイントがたまっている人も多いのではないでしょうか?
貯まったTポイントで投資を経験してみませんか?
月額50万円以下の場合 月額220円(税込み)で取引放題

どの証券会社でも株やETFを買うときに基本的には手数料がかかります
(証券会社によって買付手数料無料のETFが一部ありますが…)
でもSBIネオモバイル証券なら月々の手数料を実質20円にすることが可能です
どういう事かというと SBIネオモバイル証券の基本サービスとして
月額50万円以下の場合 月額220円(税込み)で取引放題というのがあります
しかし毎月Tポイントが200ptもらえるので

実質20円の手数料の負担で株の買付ができるということです!
比較するためにSBI証券のスタンダードプランを見てみますと 1注文につき55円かかってきます
複数の注文をすると手数料もバカになりませんね

IPOは1株から申し込みができる

通常銘柄だけでなくIPOも1株から申し込みができます
公開価格が4千円を超える銘柄もあることから 100株縛りがないのは応募しやすいですね
また 優遇枠として「若年優遇」や「取引継続優遇」などユニークな配分方法があるので 投資資金が少ない20代や30代の方にもチャンスが広がります
ただ

「ひとかぶIPO」にTポイントが利用できないんですよ!
「ひとかぶIPO」にTポイントが利用できないという注意点があります
株の定期買付ができる

定期買付とは 毎月の指定した日に買付けができるように自動で注文発注するサービスです
事前に買付けしたい銘柄・指定日・金額など簡単な設定をするだけで 積み立て感覚で株式を買付けすることができます
1万円からロボアドバイザーを始められる

資産運用を始めたいけど
- 知識がない
- 手間がかかる
- 時間がない
- 取引タイミングが難しい
このような方でも WealthNavi for ネオモバなら すべてが自動化された世界水準の資産運用が1万円から始められます

そんな手間いらずな WealthNavi for ネオモバ の運用実績がこちらです


期間は短いですが 累積元本額を上回っていますね!
「WealthNavi for ネオモバ」は Tポイントでのお取引対象外ですのでご注意ください
一番のメリットは【分散投資が容易にできる】

少額投資ができるのがSBIネオモバイル証券のメリットです
少額投資ができるがゆえに
- 大きな利益が狙えない
- 初心者向き
という風に解釈されがちですが

私はそうは思いません むしろ
初心者以外でも十分に使える証券会社ですよ!
初心者以外でも十分に使える証券会社と考えています
例えば
手数料の一番安い毎月50万円以内で銘柄を買おうとなると
1株ずつ買えるので 50万円もあればで20~40銘柄に分散投資ができ
分散投資ができるということはリスクを分散できます
手数料も実質20円と安い
っといったように 分散投資が安い手数料で容易にできるのです
しかし 最初から月間50万円も使って投資初心者が分散投資をするでしょうか?
きっと 投資信託やETFでは物足らなくった中級者以上の投資家がやる投資方法ではないでしょうか?
だから SBIネオモバイル証券を使って投資をすることは 初心者以外にもおすすめできるのです
3つのデメリット
NISA・つみたてNISA・iDecoに非対応

SBIネオモバイル証券での株式取引をする上で一番使いたい制度である NISA・つみたてNISA・iDeCoには対応しておりません
そうなってくると投資で得た利益には 約20%の税金がかかります
例えば
手数料の一番安い50万円以下の取引をした銘柄が 約10%株価が上昇したところで売却すれば 5万円の利益になります
そして利益の5万円には税金が約1万円(5万円×20%)かかり 手取りの利益は約4万円(5万円‐1万円)になります
一方でNISA・つみたてNISA・iDeCoなら非課税で運用できるので 株式やETFを購入(取引金額に制限あり)して得た利益に対して税金はかかりません
非課税で運用したい場合はNISA・つみたてNISA・iDeCoに対応しているネット証券を選ぶほうがよいでしょう
すでに他のネット証券会社でNISAなどの非課税口座を運用している方には SBIネオモバイル証券で分散投資をすることはおすすめできます
毎月もらえるTポイント(200pt)はネオモバでしか使えない

手数料のところをおさらいしますが
月額50万円以下の株式取引の場合 月額220円(税込み)で取引放題で
かつ 毎月200ptのTポイントがもらえると伝えました
しかし このもらえる200ptのTポイントはネオモバでしか使えません
さらに期間限定ポイントです
取引時間に制限
S株(単元未満株)の注文受付時間と注文・約定反映タイミングは以下のとおりです
注文時間 | 約定タイミング |
0:00~10:30 | 当日の後場始値 |
10:30~21:30 | 翌営業日の前場始値 |
21:30~24:00 | 翌営業日の後場始値 |
※注文を取消する場合も上記注文時間帯となります
表だけではわかりにくいですよね?
ようするに自分が買いたいと思ったタイミングで売買ができないので
思っていたよりも高く買い付けてしまったり 安く売りに出してしまったり
逆に 思っていたよりも安く買い付けたり 高く売りに出したり
という思惑どおりにいかないリスクやストレスがあります
このデメリットが SBIネオモバイル証券の一番のデメリットだと私は思っています
2つの注意点
月額50万円以上の場合 手数料が割高?

月額現物取引額の総額が50万円以上の場合は手数料が割高になります
楽天証券の手数料と比べてみましょう

楽天証券の手数料と比べた場合
SBIネオモバイル証券の手数料は3倍以上になるので注意が必要です
しかし
SBIネオモバイル証券 月額の総額に対する手数料
大手ネット証券(楽天証券等) 1回の取引金額に対する手数料
手数料のかかり方に違いがあるため
SBIネオモバイル証券で月間で数十銘柄に分散投資をするのならば
手数料が月額定額のSBIネオモバイル証券のほうがお得にできます
よって ご自身のやりたい投資スタイルによっては SBIネオモバイル証券のほうが手数料がお得になるかもしれません
大きな利益を狙えない?

SBIネオモバイル証券では1株から取引ができる
つまり少額投資ができます
でも少額投資がゆえに 利益も少額になります
これでは大きな利益を狙うことはできません
しかし 手数料の一番安い50万円以下の取引を毎月行ったとすれば
年間約600万円投資したことになり
仮に5%(インデックス投資なみ)値上がりしたとすれば30万円の利益になる
年間600万円の投資額! 年間利益30万円! 毎月利益2.5万円!
投資額は大きいと思うか? 利益は小さいと思いますか?
私にはいずれも高額です
まとめ
SBIネオモバイル証券についてメリット・デメリットをお伝えしてきました
SBIネオモバイル証券は少額から株式取引をできるという強みから
✅個別株で株式取引を体験してみたい人
✅少額から株を勉強してみたい人
✅徹底した分散投資をしたい人
には有用な証券会社だと考えています
上に示したデメリットを許容できるのであれば 充分に活用できる証券会社です