バフェットが投資した5商社のうち、もっとも割安な商社は?【理論株価で評価する】

米国の著名な投資家であり、投資の神様の異名を持つウォーレン・バフェット氏が、日本の総合商社5社に投資していることが数日前に発表されました。

その5社とは、

  • 伊藤忠商事
  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 住友商事
  • 丸紅

の大手5社で、投資額は各社の時価総額の5%程度だそうです。

さらに、今後10%程度まで投資を積み増す可能性があるということで、いままで日本に投資をしてこなかったバフェット氏に目をつけてもらったことに対して、日本人として素直にうれしく思います。

バフェットの投資戦略というのは、私の現段階での解釈はこうです。

バフェットの投資戦略
  • 優良企業を割安に買って(バリュー投資)
  • 長期的に保有する

しかし、バフェットを追従して、5商社に投資をしたいと思っても

  • 5社も投資するには資金が足らない
  • 景気敏感株である商社にたくさん投資するには懸念がある

などの理由から投資先を1社にしぼろうと考えたとき、それぞれの割安性を重視して1社を選定した場合、その1社はどこになるのか?調べていきたいと思います。

今日の記事は

読んで欲しい人
  • 投資の神様が投資をした商社に、投資をしたい
  • でも、5商社も投資する資金がない
  • または、景気敏感株の商社は1,2社だけにしぼりたい
  • 割安性を重視して投資したい

このような方に読んでもらえたらうれしいです。

バフェットが投資した5商社のうち、もっとも割安な商社は?

割安性の指標【理論株価】

銘柄の割安性を評価する方法として、今回はGMOクリック証券の株価分析ツールを参考に、理論株価から銘柄の割安性を比較評価していきます。

理論株価については、また詳しく記事にします。

伊藤忠商事【8001】

割安でもなければ、割高も割高、倍以上の109%も割高の評価となりました。

109%割高の評価には、正直目玉が飛び出るほどに驚きました。

上図からわかる補足として、

有利子負債が事業価値よりも大きいことに、気が付くと思います。

つまり借金が多いせいで理論株価は低いのに、市場は借金のリスクを承知で株を買っている!ということです。

aragaki
aragaki

借金のリスクを許容できるなら、伊藤忠商事への投資はありということです。

借金のリスクを許容できるかは、さらなる事業分析が必要になってきます。

丸紅【8002】

36%の割安という評価がでました。

まずまずの割安さだと感じます。

しかし、伊藤忠商事と同様に

有利子負債のほうが事業価値よりも大きいです!

つまり借金が多いせいで理論株価は低いが、市場は借金のリスクをより大きくみて株がより売られている!状況です。

aragaki
aragaki

市場は丸紅に対して、厳しい目線をもっているようです。

三井物産【8031】

さきほどの丸紅よりもさらに割安な、39%も割安という評価がでました。

4割も安いなんて驚きです!

スーパーの閉店間際に売られているお惣菜に貼られるシールの割合と同じくらい安いです!めっちゃ安いです!

しかも、ただ安いわけじゃないです。さきほどの伊藤忠商事とは逆に

有利子負債は事業価値よりも小さいです。

つまり借金が少ない財務が強固な銘柄ということです。

aragaki
aragaki

こういう企業を優良で割安な銘柄と言えそうですね

住友商事【8053】

さきほどの三井物産もなかなか割安でしたが、それを上回る45%割安と評価されました。

半額セールに近い水準です。

しかし、割安である理由があります。

事業価値と同レベルの有利子負債を抱えています。

さきの丸紅と同様に、借金が多いせいで理論株価は低いが、市場は借金のリスクをより大きくみて株がより売られている!状況です。

aragaki
aragaki

市場は住友商事に対して、丸紅以上に厳しい目線をもっているようです。

三菱商事【8058】

割安でもなければ、割高でもない、フェアバリューと評価されました。

どちらかと言われると、わずかに割安のようにみえます。

あと、伊藤忠商事同様に

有利子負債が事業価値よりも大きいです。

商社という業態は、コロナ禍のためか有利子負債が多い傾向ですね。

aragaki
aragaki

市場は三菱商事に対して、妥当な評価を下しています。

小まとめ

表にまとめると

理論株価有利子負債
伊藤忠商事【8001】109%割高
丸紅【8002】36%割安
三井物産【8031】39%割安
住友商事【8053】45%割安
三菱商事【8058】フェアバリュー

GMOクリック証券の財務分析ツールである理論株価分析を使って、5商社の割安性を調べてみました。

割安性だけを重視して、5商社の中から1社を選ぶバリュー投資とするならば

住友商事

ということになります。

しかし、有利子負債が多いなどの理由から敬遠するなら、より財務状況の強固な

三井物産

が投資先としては優良銘柄と言えます。

まとめ

投資の神様バフェットが投資をした日本の5商社の中から、割安性を重視した銘柄を調べた結果、

住友商事という結果となりました。

しかし、住友商事には事業価値同等の有利利子負債があるために、投資先として敬遠するかもしれません。

その場合は、三井物産をおすすめします。三井物産は住友商事よりも割安性は劣りますが、財務状況が強固であるため、長期投資に向いていると考えます。

最後に、今回日本の5商社から銘柄を選定しましたが、GMOクリック証券の銘柄分析ツールだけをつかった評価ですので、そのあたりはご理解ください。

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