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ギリアド vs WHO!抗ウイルス薬への期待

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2020年10月15日、米国製薬大手ギリアド・サイエンシズ(以下、GILD)の新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」が入院患者の死亡率改善に大きな効果を与えなかった!として、世界保健機関(WHO)が実施した臨床試験(治験)を踏まえて発表しました。

しかしつい先日、10月7日にGILDは抗ウイルス薬「レムデシビル」の新型コロナウイルス感染症患者を対象とした臨床試験の最終分析で、同薬を投与した患者群はプラセボ(偽薬)群と比べて治療期間が5日間短くする効果が確認された。と、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表したばかりです。

レムデシビルに期待していいのか?期待してはダメなのか?

一体どちらが正しいのでしょうか?

目次

個人的見解

遅いパンデミック宣言

2020年2月 中国を中心に感染が広がる新型コロナウイルスによる肺炎について、WHOは「現時点では世界的な大流行(パンデミック)にはなっていない」との見解を示しました。しかし、世界で3万人程度の感染者をだし、毎日3千人程度の感染者が増え続けている現状を鑑みると、なぜパンデミックを宣言しないのか不信でした。

新型コロナウイルスに感染していると確認された人々の数が世界で12万人に迫るのを目前になった3月に、やっとWHOは「パンデミック(感染症の世界的流行)宣言」に踏み切りました。おそらく私だけじゃないと思いますが、このパンデミック宣言は遅すぎる!という怒りに近い感情を持っていました。

2009年の新型インフルエンザが発生した際、WHOが「パンデミック宣言」をしたことで、各国政府はワクチン購入に莫大な予算を費やしました。しかし、実際には、恐れられていたほどは酷い状況にも至らなかったため、結局ワクチンはあまり使われることはありませんでした。

この時の教訓が足かせとなっため、今回の新型コロナウイルスへのパンデミック宣言が遅れた!このように言われていますが、水際でウイルスを押さえつけることができなかったのは、やはり中国やWHOのせいだと私には思えてなりません。

マスク不要?はぁ?

2020年3月、新型コロナウイルスの感染予防に向けたマスクなどの適切な使い方の指針を公表したわけですが、せきやくしゃみといった症状がない人は予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はないとしました。

この発表を聞いた時の感想は、

「はぁ?何言ってんの?」でした。

いくらマスクの供給不足に拍車を掛けないための宣言だったとしても、マスクの着用が感染対策に有効であることは、だれが考えたってわかりきったことです!

せめて、布マスクでもいいからしましょう!なら評価できたのに…

WHOの人たちが自分よりも頭脳明晰であることはわかっていますが、アホなん?と思えてなりませんでした。

 

以上のことから、私のWHOに対する信頼はどん底まで落ちています。

切り口が違う

ニュースをよくみると切り口が違うので、比較できないと言えば比較できないんですけど、記事を見た受け取り手の印象は違ってきます。

どういう事かというと、

GILDは、新型コロナウイルス入院患者の治療期間が5日間短くする効果が確認された。っと治療期間についての報告をしているのに対して、

WHOは新型コロナウイルス入院患者の死亡率改善に大きな効果を与えなかった!っと死亡確率改善についての報告をしているので、

両社を比較するのは本来、間違っているんです。

しかし、ニュースを聞く大衆への受け取り方は、いいニュースなのか?悪いニュースなのか?にフォーカスされているように思います。

チャート

GILD 週足

2020年2月以降、コロナショックによってS&P500などの市場全体としての株価は暴落していったわけですが、GILDの株価はそれとは反して上昇し、200週移動平均線を上に突き抜けるほどに上昇しました。

これは、新型コロナウイルス治療薬としてレムデシビルへの期待が非常に大きかったことを意味します。

しかし、その後の株価は2020年5月、7月に作った高値がダブルトップを形成したことで株価は下落して、200週移動平均線を下に突き抜けます。さらに関節リウマチ治療薬フィルゴチニブが、米食品医薬品局(FDA)の承認を得られなかったことでさらに株価は下がり続けた結果、今日で株価は27%下落したことになります。

株価の下にサポートとなるトレンドラインがありますから、

WHOの報告を信じるならばこのサポートラインを下回るでしょうし、

GILDの報告を信じるならば、株価はサポートラインから反発して上昇することが予想されます。

GILD 日足

16日の株価は下に窓を開けてスタートしていることから、投資家(大衆)は、WHOの報告を優先している公算が高いです。 

よって、目先は直近の安値である$61.65を下回るかどうか?になると思いますが、9月初旬および9月下旬で安値を更新した場面はMACDとダイバージェンスを起こしていることから、反発する可能性もあるので注視したいと思います。

まとめ

2020年10月15日、米国製薬大手GILDの新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」が入院患者の死亡率改善に大きな効果を与えなかった!として、世界保健機関(WHO)が実施した臨床試験(治験)を踏まえて発表しました。

しかしつい先日、10月7日にGILDは抗ウイルス薬レムデシビルの新型コロナウイルス感染症患者を対象とした臨床試験の最終分析で、同薬を投与した患者群はプラセボ(偽薬)群と比べて治療期間が5日間短くする効果が確認された。と、医学誌で発表したばかりです。

株価の動向からは、GILDへの期待感は薄く、WHOの報告を指示している!つまり株価は下落するだろうと推察されますが、私個人としては、新型コロナウイルスを水際で抑えることができなかったWHOの責任は重いと感じており、WHOには不信感しかありません。

よってGILDの株価には、サポートとなっているトレンドラインから反発して、株価が上昇してほしいという期待でいっぱいです。

ちなみに、GILDの配当利回りは4.35%ですから、高配当銘柄です。

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