月間の各セクターの株価の変動率や金価格の変動率などをまとめているサイトを見つけることができなかったためで、
今回の記事は、2020年9月の米国市場の動きをまとめた私の覚書です。
なので、言葉少なめですが、ご了承ください。
また、月間または週間の株価などの変動率をまとめているサイトがあれば情報をコメントにお願いいたします。
出典の多くは、Bloombergからです。
S&P500、DAW30、NASDAQ
オレンジ:S&P500 赤:NASDAQ 青:DAW30
2020年9月は、NASADAQつまりテクノロジー株が-6.47%下落しており、工業株のほうが買われてた月でした。
とは言っても、その工業株もマイナス成長だったわけですが…
つぎは、セクター別にみていきます。
米国株セクター別
セクター別の成績を評価するために、セクター別の米国ETFで評価するのですが、ヴァンガード社のETFとステートストリート社のETFのどちらで評価するか?少し悩みましたが、出来高の多いステートストリート社のETFで見ていくことにしました。
- XLB 素材 1.03%
- XLU 公共事業 0.22%
- XLI 資本財 -1.07%
- XLY 一般消費財 -2.07%
- XLP 生活必需品 -2.26%
- XLV ヘルスケア -2.57%
- XLF 金融 -3.95%
- XLK テクノロジー -5.54%
- XLE エネルギー -15.99%
ラインが多すぎるので、上下2位のみ残したグラフがこちらです。(該当する色が変わります)
9月は原油価格も下がったために、株価も大きく下げました。
あと大きく上がったわけではありませんが、素材がもっとも成長しています。
これは素材の時代だ!と思う方にはXLBは買いですし、
エネルギー株がたたき売りされている!と思う方にとってはXLEは買いです。
素材ETF
素材セクターETFはXLB以外にもあります。それぞれのETFによって組み入れ銘柄や比率が異なりますので、それぞれの9月の変動をチェックすると、
- XLB 1.03%
- VAW -0.13%
- IYM -1.39%
となり、XLBがもっとも上昇していました。ちなみにXLBの組入れ比率は以下のとおりです。
化学品が約70%占めており、偏った比率になっています。
金(ゴールド)
ゴールドもETFで見ていきましょう。
ゴールドのETFには、GLDとIAUの2つのETFがあります。
基本的な値動きには大きな差はありません。
9月のゴールドの変動はは、平均をとって‐4.17%の下落とします。
金融セクターと同レベルに下落していますが、これは米10年債利回りが上がっているから!という理由もありますが、そもそも金の価格が月足レベルでみた場合に上昇しすぎていることから、調整局面に入っているため、金価格が一時的に下落したとも考えられます。
米国債券
期間別の米国債券で比較しました。
TLT:iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF が、+0.66%でもっとも株価を上昇させています。
まとめ
2020年9月の株価は素材セクターがもっとも上昇しており、債券よりも上昇しています。
ちまたでは素材の時代が来ると言われているようなので、見守っていきたいと思います。
また、コロナ感染者数の拡大からくる経済の先行きや、米国大統領選挙の行方にも目が離せない10月になりそうです。