ホンダが伝説(レジェンド)を築いている【株価急騰】

先月、本田技研工業について「減配銘柄だ!」とネガティブな記事を書いたばかりなのですが、ポジティブニュースが舞い込んできました。

高級セダン車【レジェンド】に、自動運転機能「レベル3」を搭載した車を来年3月までに日本で発売すると発表しました。

そして国土交通省によると、自動運転機能「レベル3」搭載車が型式指定を取得したのは世界初だそうです。

なにやらポジティブでビッグニュースなのは感じるんだけど、

  • 自動運転機能にレベルがあるの?
  • レベルは何段階あるの?
  • 型式指定って何?
  • 型式とは違うの?

っと、わからない部分もあったので、自分のためにまとめていきたいと思います。

よって、今回の記事では

  • ホンダの自動運転技術はいまどんな感じなの?
  • 今後の株価はどうなるの?

これらについて解説していきますので、特にバリュー株投資家の参考になれば嬉しいです。

自動運転技術

出典:政府広報オンライン

ホンダは、高級セダン車【レジェンド】に、自動運転機能「レベル3」を搭載した車を来年3月までに日本で発売すると発表したわけですが、そもそも自動運転にレベルがあることも知りませんでした。

調べてみると、レベルは0(ゼロ)から5の6段階にわかれていました。

上の表をみるとわかるのですが、レベル3というのは、運転操作の主体が運転者からシステムに代わるポイントであり、自動運転技術の一つの壁でした。

つまり、レベル2では運転者がシステムの動作状況や周辺の交通環境を常に監視しなければならないわけですが、レベル3では特定の条件下において、運転手はこの監視義務から解放され、システムに任せることができるということです。

そして今回認められた特定の条件というのは、

  • 高速道路などの車専用道路であること
  • 強い雨や降雪などの悪天候でないこと
  • 車速が自動運転作動開始前が約30km/h未満、開始後は約50km/h以下

など多岐に及んでいるようです。

これらの条件を満たすのは、渋滞時の運転ということになりそうなので、要約すると、

自動運転機能「レベル3」でできることは、

高速道路での渋滞時に運転をシステムに任せることができる!

となります。

自動運転機能の付いた自動車が、普及するのは楽しみでワクワクしますね。

ちなみに、ホンダは2025年をめどに一般道でも運転者が関与せず走行できる自動運転機能レベル4の実現を目指していますし、日本政府も2025年をめどに高速道路でのレベル4実現に向けた環境整備を目標に掲げています。

型式指定とは

出典:政府広報オンライン

自動車を世に販売する前に、自動車の型式認証制度というもので審査を受けなければいけません。

自動車の型式認証制度は、自動車製作者等(今回でいうホンダ)が新型の自動車等の生産又は販売を行う場合に、予め国土交通大臣に申請又は届出を行い、保安基準への適合性等について審査を受ける制度です。

簡単に言うと型式指定とは、車の性能について国土交通省から合格をもらった!ということです。

つまり今回型式指定を取得したということは、自動運転技術を搭載したホンダのレジェンドが、その安全性について国土交通省のお墨付きをもらったので、市場に販売できるということです。

ホンダだけがすごいのではない

レジェンドに自動運転技術を搭載し、年度内に販売できそうなホンダもすごいが、ホンダだけがスゴイわけではありません。

レベル3の自動運転技術を搭載した車両が、(今回は高速道路に限られていますが)道路で走ることができるのは、法律の整備が整っているから!というのを忘れてはいけません。

日本では2020年4月に、国内の公道における交通ルールを定めた「道路交通法」と公道を走行する車両が満たす必要のある条件を定めた「道路運送車両法」が改正され、公道での自動運転機能「レベル3」が解禁となっています。

法改正に携わった、官僚や大臣、政治家の方々の尽力のおかげで世界初を実現できたといっても過言ではありません。

なぜならドイツのアウディが、過去にレベル3の自動運転車を世界で初めて公開しましたが、ドイツではまだ完璧な法整備に至っていないため、販売まで至っていません。

自動運転技術を搭載した自動車を作ったホンダもすごいけど、法を整えてくれた方々がいることにも感謝します。

チャート

週足

5年分の週足チャートを見てみると、200週移動平均線が下を向いていることや、移動平均線がデッドクロス中であることから下降トレンド中であることが明白です。

しかし、今まさに200週移動平均線に株価がタッチしています。

ここを上に突き抜けるのか?はたまた、2019年12月や2020年6月のように跳ね返されて下落するのか?

日足

2020年3月、4月につけた安値を9月につけた安値で、安値を切り上げています。

2,400円をサポートに株価は上昇して、50日および200日移動平均線を上に突き抜けて、レジスタンスとなる3,100円を目指しています。

3,100円を上に突き抜けると、ダウ理論が成立しますので、日足レベルで下降トレンドから上昇トレンドへと転換の兆しが見えてくることになりますが、私は3,100円を超えてこないと思っています。

株価急騰の理由

今回の株価上昇ですが、実は自動運転技術を搭載した自動車が販売される!というニュース以前に、通期の業績予想を上方修正する発表があり、このことが好感となって株価が約9%急騰したわけですが、11月11日、12日の株価はそれほど変動していません。

よって、自動運転技術「レベル3」搭載の自動車が世界で初めて販売するという材料は、通期の業績予想の上方修正よりも、株価上昇の押しあげ材料とはならなかったということです。

そして、通期の業績予想の上方修正も、コロナウイルス感染者数の推移に第3波がきていることから、再度売り上げが落ちこむ可能性があり、そうなれば下方修正される恐れもあるということです。

下方修正されれば、株価も必然的に暴落するでしょう。

まとめ

ホンダは、自動運転機能「レベル3」を搭載した車を来年3月までに日本で発売すると発表しました。

しかし、自動運転レベル3程度では、高速道路の渋滞時しか活用できませんし、法整備がなされていない海外ではまだ販売が出来ないことから、株価への影響はさざ波程度のようです。

11月9日株価が9%急騰したのは、通期の業績予想が上方修正されたことが好感となったためでしたが、コロナウイルス感染者数が増えてきて第3波となりそうなことから、株価が容易に上がるとは考えにくいです。

チャートをみるかぎり。まずは2,400円~3,100円のなかで推移すると思われます。

雑記
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