
次期大統領選は、民主党候補のジョー・バイデン氏に一応は決定しました。
そこで、バイデン氏の掲げている政策のひとつに、グリーンエネルギー事業を押していくと言われているので、関連銘柄を物色してみたところ、ひとつ記事にできそうな銘柄を見つけました。
それは、ネクステラ・エナジー社【NEE】です。
同社は、持続可能エネルギーの発電・販売会社で、風力、太陽光、天然ガスによる発電を手掛けています。また、子会社を通じて、複数の商業用原子力発電所も運営しています。
- 株価 $78.24
- 配当利回り 1.97%
- 配当性向 61.22%
- 増配年数 26年
配当利回りは低いかもしれませんが、配当貴族銘柄です。

最近、また個別株を買いたくてウズウズしています。
配当貴族銘柄への安心感は、絶大です。
コロナ禍の影響

【NEE】の事業は、コロナ禍の影響を受けにくいものと考えます。
あたりまえですが、電力なしでは日常生活をおくることができないからです。
また、NEEは公共事業会社としての役割も担っているため、社会が必要とするものを提供していることから、安定した収益が見込めます。
また2020年10月5日、同社の時価総額が、石油大手エクソンモービル【XOM】の時価総額を抜いて、米国上場エネルギーセクターのトップとなったわけですが、石油などの旧来型エネルギー株から再生可能なグリーンエネルギー株へと投資家の目線もシフトしていると言えます。
石油やガス会社は、温暖化ガス排出削減や低炭素エネルギーへの投資拡大、化石燃料の生産による気候変動への影響の開示に取り組むように投資家や株主から圧力が強まっていますから、次期大統領がバイデン氏に決まったことも後押しとなって、XOMなどの旧来型エネルギー株には、苦難が続くかもしれません。
【NEE】は、2019年〜2022年で500億ドルから550億ドルの設備投資を計画していますが、コロナ禍の影響を大きく受けずに、成長を続けることができるでしょう。
高い増配率

大手電気事業銘柄は、通常高い配当利回りを提供し、ゆっくりと安定した成長を続けるケースが多いですが、【NEE】は2005年に再生可能エネルギーに注力し始めて以来、同社は年間最大8.5%の成長率で利益を伸ばしてきました。
そして2020年11月現在、配当利回りは1.85%ですが、同社の増配率は1年間で12%、3年間で43%、5年で72%、10年で164%、20年で380%と、ただ連続増配しているのではなくて、大きく増配しています。
NEEの競合会社のひとつサザン(SO)の増配率と比較すると、NEEの増配率の高さがわかってもらえると思います。
NEE | SO | |
1年間の増配率 | 12% | 3% |
3年間 | 43% | 10% |
5年間 | 72% | 18% |
10年間 | 164% | 41% |
20年 | 389% | 83% |
チャート

直近の5年間のチャートを見てみると、コロナショックの時以外は、50週移動平均線をサポートに株価は何度も何度も跳ね返される、かなりの強気相場が続いています。
これだけはっきりとしたトレンドを示してくれると、キャピタルゲインも狙えますね。

グリーンエネルギーの需要の高さが垣間見えますね

日足チャートを眺めてみると、ここでも株価は50日移動平均線をサポートに何度も跳ね返されていることがわかります。
そして、50日移動平均線を抜かれても、200日移動平均線をサポートに反発するさまに、NEEの強さ!クリーンエネルギー株の強さを感じます。
ファンダメンタル的にも強気相場が続く公算が高いので、50日移動平均線を上に突き抜けた今は、ぎりぎり買い時だと思います。
まとめ
次期大統領選は、民主党候補のジョー・バイデン氏に決定したことをうけて、バイデン氏の掲げている政策のひとつである、グリーンエネルギー事業に関連した銘柄を物色してみた結果、ネクステラ・エナジー社【NEE】を見つけました。
同社は、持続可能エネルギーの発電・販売会社で、風力、太陽光、天然ガスによる発電を手掛けていることから、コロナ禍の影響も受けにくいことが考えられ、さらなる成長が期待できます。
同社の配当利回りは1.85%と、高配当株というには物足らないかもしれませんが、5年で72%、10年で164%と高い増配率を維持している点や、26年連続で増配している実績からも、安定したインカムゲインを株主に持たらしてくれます。
また、5年以上続く強気相場から、容易にキャピタルゲインも与えてくれそうです。
- グリーンエネルギー事業は次期大統領の政策に一致する
- コロナ禍に強い
- 高い増配率
- 配当貴族銘柄(26年連続増配)
- キャピタルゲインも狙える
ネクステラ・エナジー社【NEE】は、割安株投資家には向いていないかもしれませんが、配当株および成長株投資家の方々には、安定したインカムゲインとキャピタルゲインを運んでくれる可能性が非常に高い銘柄です。
ちなみに私が米国株を買うときに使っている証券口座は、楽天証券 です。
なぜなら、アプリでサクッと米国株を取引できるからです!いちいちパソコンに電源を入れなくても、スマホで米国株をスムーズに取引できます。
SBI証券の株アプリでも、米国株を取引することはできるのですが、日本株と米国株とで別アプリを使わないといけないので、楽天証券 のほうが便利ですよ!
楽天証券アプリで米国株を買う方法は下の記事で紹介しています。
