私の投資戦略のひとつに 米国高配当株ETFであるSPYDを買い付けていく! という方針があるわけですが その中身について知見を広げるべく 構成銘柄について調べることにしました
SPYDの組入れ銘柄のすべての銘柄を調べることはできないので SPYDの特徴である不動産セクター内の銘柄について調べてみました の第2弾です
【SPYD】不動産銘柄
HST(Host Hotels & Resorts Inc.)
Host Hotels&Resorts Inc.はS&P500企業であり 最大の宿泊施設の不動産投資信託(REIT)であり 高級ホテルや高級ホテルの最大の所有者の1つです
同社は現在 米国で75の物件を所有しており 世界で5物件 合計で約46,500室を所有しています
当社は 6つの国内および1つの国際的な合弁事業において非支配持分を保有しています
資本配分と積極的な資産管理への統制のとれたアプローチに導かれ
- マリオット
- リッツカールトン
- ウェスティン
- シェラトン
- W
- セントレジス
- ラグジュアリーコレクション
- ハイアット
- フェアモント
- ヒルトン
- スイスホテル
- イビスなど
のプレミアムブランドと提携しています。
つまり
として解釈しました
ホテル特化型だと今回のコロナショックのダメージはおおきいでしょうね
実際の株価をみてみましょう
配当情報
株価の上昇は期待できなさそうです
コロナショックが他の暴落よりも優しく感じてしまいます
- 配当利回り 7.45%
- 連続増配年数 0年
- 増配率 16%/5年
配当利回りが高いのは 明らかに株価が下がっているためです
高すぎる配当利回りの銘柄には注意をしましょう
補足情報
楽天証券ではHST(ホスト ホテルズ&リゾーツ)を取り扱っていません
もし 個別に買うことができても 私は買いたくなるとはお世辞にも言えません
PEAK(Healthpeak Properties Inc.)
Healthpeak Properties Inc.は 完全に統合された不動産投資信託(REIT)およびS&P 500企業です
Healthpeakは
- ライフサイエンス
- シニアハウジング
- メディカルオフィス
の3つの私費医療資産クラスで高品質の不動産を所有および開発しており 避けられない業界サイクルを通じて安定性を提供するように設計されています
Healthpeakでは ヘルスケア不動産市場に対する深い理解と長期的な成長に対する強力なビジョンを組み合わせています
つまり
ここまで調べた中でSPYD初のヘルスケア型REITです
配当情報
株価は 2005年以降大きなレンジ相場となっています
- 配当利回り 5.4%
- 連続増配年数 0年
- 増配率 減配/5年
減配していました
今回調べたSPYD内の不動産REITカテゴリーで減配していたのは 唯一PEAK社だけでした
補足情報
楽天証券では PEAKは取り扱っておりません
基本的に米国REITを個別に買うのは難しいみたいですね
VTR(Ventas Inc.)
ベンタス社は S&P 500社であり米国・カナダ・英国に位置するシニア住宅・研究・イノベーション・ヘルスケアプロパティの高度に多様化したポートフォリオを持つ不動産投資信託(REIT)です
2020年3月31日現在 Ventasはシニア住宅コミュニティ・医療オフィスビル・研究・イノベーションセンター・入院リハビリテーション・長期急性期医療施設・医療システムなど 約1,200件の連結合弁事業を所有または管理しています
リリブリッジの子会社を通じて Ventasは米国全土で高い評価を受けた病院や医療システムに管理・リース・マーケティング・施設開発・アドバイザリーサービスを提供しています
つまり
さきに紹介したPEAKと同じヘルスケア型REITでした
配当情報
長い目で見たとき 株価は一応右肩あがりですが 変動幅が大きいですし ここ4年は下落局面です
配当利回り 8.87%
連続増配年数 0年
増配率 6.91%/5年
連続増配年数は0年ですが 配当金の推移は一応右肩上がりを維持しています
所々減配はありますが スポット減配なので なんとか許せる範囲と言えるのではないでしょうか?
楽天証券では とりあつかってませ~ん
WELL(Welltower Inc.)
S&P 500企業のウェルタワー社は 医療インフラの変革を推進しています
同社は、革新的なケアデリバリーモデルを拡大し 人々の健康と全体的な医療経験を向上させるために必要な不動産インフラに資金を提供するために 大手高齢者住宅事業者・ポスト急性プロバイダー・医療システムに投資しています
不動産投資信託(REIT)であるウェルタワー社は 高齢者住宅と急性後のコミュニティと外来医療施設で構成される米国・カナダ・英国の主要な高成長市場に集中する不動産の権益を所有しています
つまり
となります
PEAK VTR に引き続いています
配当情報
株価は一見右肩上がりのようにみえますが この8年くらいはもたついていて(レンジ相場)いるところに コロナショックで大きく株価を下げています
配当利回り 6.79 %
連続増配年数 0年
増配率 9.43%/5年
配当金の推移をグラフにすると
連続増配年数は0年で減配した時もあるようですが 配当金の推移は右肩上がりを維持しております
楽天証券では 取り扱っていませんよ!
VNO(Vornado Realty Trust)
ヴォルナードは マンハッタンのミッドタウンに本社を集中し 約2,000万平方フィートのオフィススペースに所有権および管理権を持つオフィスビルのポートフォリオを持つニューヨーク市を代表する家主の一人です
ヴォルナードは サステナビリティ政策の不動産業界のリーダーでもあります
同社は 2,300万平方フィート以上のLEED認定建物を所有・管理し エナジースターパートナー・オブ・ザ・イヤー賞「サステイド・エクセレンス2019」を受賞しました
また2012年にNYSEで50年を記念しました
つまり
ということになります
配当情報
株価は2003年から大きなレンジ相場と言え 価格の変動幅も大きいですね
個別に買うには怖いと言えます
配当利回り 6.84%
連続増配年数 1年
増配率 50%/5年
増配率50%が気になるので配当金の推移をみてみましょう
なんか一か所 飛びぬけていますね
おそらく記念配当のせいで 増配率が爆上げしたみたいですね
増配率が高い時は 記念配当などの確認が必要です
最後に 楽天証券では取り扱っておりません
まとめ
SPYDを構成する不動産セクター内の企業を洗い出しました
前回の分と併せて表にまとめまると
REIT | 配当利回り | 増配年数 | 増配率(5年) | 株価推移 | 個別購入 | |
CCI | 通信設備 | 2.71% | 6年 | 114% | ⇧ | ✖ |
DLR | テクノロジー関連 | 3.29% | 15年 | 30% | ⇧ | 〇 |
IRM | 情報管理サービス | 8.88% | 9年 | 40% | ⇧ | ✖ |
REG | 商業施設型 | 4.89% | 6年 | 24% | ⇩ | ✖ |
O | 商業施設型 | 4.32% | 25年 | 24% | ⇧⇧ | ✖ |
HST | ホテル特化型 | 7.45% | 0年 | 16% | ⇨ | ✖ |
PEAK | ヘルスケア型 | 5.4% | 0年 | 減配 | ⇨ | ✖ |
VTR | ヘルスケア型 | 8.87% | 0年 | 6.91% | ⇧⇩ | ✖ |
WELL | ヘルスケア型 | 6.79% | 0年 | 9.43% | ⇧⇨ | ✖ |
VNO | オフィス型 | 6.84% | 1年 | 50% | ⇨ | ✖ |
平均 | 5.94% |
不動産セクターの配当利回りは平均5.94%と高水準でした!
その分?景気に左右される一面もあり 株価の推移にバラツキを感じます
概ね増配はするものの 連続増配するREITは半々でした
ヘルスケア型REITには 人類高齢化が進む中で収益が高くなるイメージがありましたが REITの株価をみるかぎりではそうとは言えないかんじですね
あと 個別に買える銘柄は一社だけでしたので 自前のSPYDを作ることは楽天証券ではできないということがわかりましたが
そもそも 個別で買いたくなる銘柄が少ないのも事実としてありますね!
最後に もうすぐSPYDを構成する銘柄の組入れが入れ替わります
楽しみですね