投資信託の基準価額が低下したとき、つみたて投資家が取るべき行動とは?

投資信託でつみたて投資をはじめた同僚から質問をもらったので、その答えについて記事にしていきます。

Q)投資信託の基準価額が低下したとき、つみたてを停止したほうがいいですか?それとも、スポットで買い増したりしたほうがいいですか?

私の答えは

aragaki
aragaki

何もしないでいいよ!

です。理由を解説していきますね。

つみたて投資は含み益が出るまで時間がかかる

つみたてNISAのはじまったのが2018年1月ですから、つみたて投資を始めて1,2年という人が多いと思います。

これくらいの期間では、始めたタイミングにもよりますが、含み益がほとんどない、または少し含み損を抱えている!っというケースは少なくありません。

しかし、一度下げ相場を味わうほうが、つぎの上げ相場で恩恵を享受できることこそが、つみたて投資の強みなので、いまの成績がよくないからと言って焦る必要はありません。

つみたて投資の最大の武器は時間ですので、10~20年といった長期の目線を忘れないでほしいと思います。

つみたてNISAが始まって3年しか経過していません。これぐらいの期間では結果を期待しない方がいいです!

つみたて投資は基準価額の上下を気にしないでいい

通常NISAではなく、つみたてNISA(投資)を選んだ理由のひとつに、基準価額の上下を気にしないでいい。ということが挙げられると思います。

このメリットを理解してつみたて投資を始めたはずのに、実際に基準価額が思うように上がらないことで、利益が出なかったり、含み損が出はじめると、そのあせりから「なにかしなくちゃ💦」という感情がわいてくるのは共感します。

なぜなら、私もコロナショックで基準価額が暴落するのを経験した時、頭では何もしないでよいとわかっていても、感情では何かしたほうがいいんじゃないか?っという葛藤が常にありました。

なのでそういう場合は、下図を思い出してほしいと思います。

出典:楽天証券

これは、毎月1万円を5か月間つみたて投資をしつづけた場合に、それぞれの基準価額の上下動パターンで、パフォーマンスがどのように変わるのかを示したものです。

投資家が気になるのは、BとCパターンの3カ月目の状態だと思います。

  • B:投資1か月目から最大で40%下落
  • C:投資1か月目から80%下落

たしかにここまでリアルに下落したら、きっと体が震えますね。

しかし、ここでつみたて投資をやめずに継続していけば、5カ月目には

  • B:投資1か月目の水準に戻っただけなのに、+23.3%のパフォーマンス
  • C:投資1か月目の水準から依然として-50%なのに、+33%のパフォーマンス

このように、プラスのパフォーマンスを出すことができます。

つまりつみたて投資の場合、値動きだけを見ると儲かってなさそうなパターンでも、ドルコスト平均法が効くことで、利益を上げることをできるということです。

ちなみに、アインシュタインは「複利は人類最大の発明」と言ったそうですが、個人的には「ドルコスト平均法も人類最大の発見」といってもよいと思ってます。

つみたて投資家が安心して資産形成できるのは、ドルコスト平均法のおかげと言っても過言ではありません。

そのぐらいに頼りになる存在です。

つみたて投資をするということは、ドルコスト平均法を活かすということ。

ただ上図のAパターンの場合ですが、このパターンでは最初に一括投資をしたほうがパフォーマンスがよかったことになります。

よって、ドルコスト平均法は何でもかんでもパフォーマンスを上げてくれるものではなく、リスクを分散してくれる存在。ぐらいに思ってください。

スポットで買い増したほうがいい?

たしかに、下落する局面が来た時にスポットで買い増しすることができれば、その後スムーズに上昇局面へと移行したときに大きなパフォーマンスを得ることができます。

しかし、上昇することなくさらに下落するかもしれませんし、横ばいが続くかもしれません。

ようするに、先の事はどうなるかわからないので、つみたて投資においては何もしないことが原則だとおもいます。

何もしないでよい

スポットで買い増しをして利益を狙うような小賢しいマネは、個人投資家はしないほうがよいでしょう。

そういうことは、ヘッジファンドのファンドマネージャーに任せておけばいいんです。

個人投資家は、何もしないでおきましょう。

どうしても一山当てたい

「余剰資金があるから、どうしてもスポットで買い増して、パフォーマンスを上げたい」っという方もいると思うので、買い増すタイミングについて、ひとつ案をあげておきます。

一般的に、株式の1年の変動幅って±40%前後と言われています。

よって、年初来最高値から40%前後下落するような局面なら、底打ちとなる公算をたてることができるので、こういう場合はスポットでの買い増しを検討してもよいと思います。

しかし、上手くいくかどうか分からないですよ!

わかんないですけど、過去の値動きから察するに変動幅の下限に来ている可能性は高いんじゃないかなと思います。

まぁ、無理してやることではないです。

株式の1年の変動幅は±40%程度です

つみたてはやめたほうがいい?

せっかくはじめた投資をやめてしまうのはもったいないです。

当選することがわかっている宝くじを捨ててしまうくらいにもったいないです。

aragaki
aragaki

やめちゃダメです!!

基準価額やパフォーマンスが下がっちゃうと不安になる気持ちはわかるんですけど、これから数年後に上昇局面がきたときに、つみたて投資の一番美味しいところを味わえるので、つみたて投資はやめないでください

下落局面でのつみたて投資は、バーゲンセールでお買い得商品を買える絶好のチャンス!ぐらいに考えてもらえると、やめたい!という発想にはならないと思います。

でも

コロナで収入が減っちゃったしな~

このように、コロナ禍の影響で収入が激減した!などの理由がある方には、つみたて投資をやめてしまうのではなく、毎月のつみたて額を減額することをおすすめします。

完全にやめてしまうと、ドルコスト平均法をまったく活かすことができないので、どうしてもという場合には減額でのつみたて投資を検討してほしいと思います。

感情に任せて、つみたて投資をやめてはいけない

まとめ

つみたて投資をはじめたはいいものの、基準価額が思うように上がらなかったり、利益がでなかったり、さらには、逆に含み損となっている場合には、個人投資家はどのように対応すればいいのか記事にしました。

その結論は、『何もしないでよい!』というものでした。

その理由とは

  • 安定して利益がでるのには、10~20年という長い期間が必要
  • はじめて2年前後であせることではない
  • 下落局面を切り抜けた先にこそ、爆益の未来がある
  • なぜならドルコスト平均法が活きてくるから
  • 暴落の底は誰にもわからないため、スポット買いもしなくてよい
  • つみたて投資をやめてしまうのは、絶対に✖
  • せめて減額でいいので、継続してほしい

ぎゃくに、余剰資金がたくさんあるという方の場合でどうしてもスポット買付をしたければ、年初来約40%下落した場合は、検討してもよいと思います。

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