投資やビジネスにおいて、未来を予測するための考え方や方法を紹介した本、「プロ投資家の先の先を読む思考法」について書きたいと思います。
この本の著者は、ひふみシリーズ最高投資責任者で、レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役会長兼社長である藤野英人さんです。
同氏が32年以上の投資歴をもとに、未来を読むための思考力を伝える一冊です。
私は、サラリーマン投資家を名乗っていますが、藤野氏に比べれば、まだまだ初心者です。
手に取った理由
どうやって儲かる銘柄や業界を見つけるのか、どうやって長期的に資産を増やすのか、どうやって自分のキャリアやライフスタイルを変えるのか、など悩むときがあります。
そんなとき、この本のタイトルに惹かれて手にとりました。
プロ投資家という言葉には憧れがありますし、先の先を読むという言葉には興味があります。
未来は誰にもわからないけれど、少しでも予測できるようになりたいと思いました。
この本は、投資初心者から上級者まで幅広く参考になると思います。
どんな人に読んでほしい。
投資だけでなく、ビジネスやキャリアにも役立つ考え方や方法が満載です。
特に、自分の居場所や方向性を見直したい人、令和時代に生きるためのヒントが欲しい人にオススメです。
この本は、以下のような構成になっています。
この本の中で、特に印象的だったのは、第2章の「思考」を広げて先の先を読むという部分です。
著者は、自分の視野や知識を広げるために、毎日3万人のツイートを読んだり、1日の5%は他人になったつもりで考えるようにしているそうです。
また、投資先を決めるのは「損得」ではなく「好き嫌い」だったり、王道から外れることで見えたものだったり、など様々なエピソードやアドバイスを紹介しています。
これらは、未来を予測するだけでなく、自分自身を成長させるためにも役立つと感じました。
読みどころ
この本から引用した言葉で、心惹かれたものは、「未来は変えられないが、起きたことの意味は変えられる」というものです。
これは、第6章で紹介されている言葉で、過去に起きたことに対して後悔や自責をするのではなく、それが自分にとってどういう意味を持つのかを考え直すことで、未来に向けて前向きになれるというメッセージです。
私は、この言葉に励まされました。
心に残ったところ
この本から引用した文章で、心に残ったものは、
「先を読むことができる人は、自分が何者であるかを知っています。そしてその自分が何者であるかを知っているからこそ、自分が何者であるべきかも知っています」
というものです。
これは、第5章で紹介されている文章で、未来に向けて自分のポジショニングを決めることの重要性を説いています。
私は、この文章に感銘を受けました。
実際に変わったこと
この本を読んで、私は自分の投資やビジネスに対する考え方や行動を変えました。
具体的には、毎日Twitterやニュースサイトなどで様々な情報や意見を収集するようにしました。
これによって、自分の知らないことや興味深いことを知ることができました。
また、他人の視点や感覚に触れることで、自分の思考の偏りや固定観念に気づくことができました。
自分が興味や関心のある業界や企業について深く調べて学ぶようにしました。
例えば、私は自分が普段使っている商品やサービスに投資することにしました。
私はAmazonのPrime会員であり、よくKindleで本を読んだり、Prime Videoで映画を観たりします。
そこで、Amazonの株式に投資することにしました。
私は、Amazonの事業展開やイノベーションに期待しています。
自分が今どんな立場や環境にいるか、そして将来どんな立場や環境にいたいかを明確にしました。
例えば、私は現在サラリーマンとして働いていますが、将来は自分のビジネスを起こしたいと思っています。
そこで、自分がどんな分野や市場に参入したいか、どんな顧客やニーズに応えたいか、どんな競合やパートナーがいるかなどを考えるようにしました。
また、自分が必要とするスキルや資金、人脈なども把握するようにしました。
この本を読んで、私は自分の未来に対する考え方や行動が変わりました。
最後に
この本は、未来を読むための思考法だけでなく、自分を見つめ直すためのヒントもたくさん教えてくれる一冊です。
投資やビジネスに興味のある方はぜひ読んでみてください。
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