投資をはじめてもうすぐ3年になります。
その間、2018年下旬に世界同時株安、2019年には米中貿易摩擦問題、2020年には新型コロナウイルス感染症によるコロナショックなど、株価が暴落するときが何度もありました。
投資信託の基準価額や、保有する米国株の株価が暴落するのをただ見守るのは、なんだかもったいない気がしていました。
そこで、株価の下落局面でも儲けることのできる(可能性のある)4つの手段について調べてみたので、解説します。
- 金(ゴールド)を買う
- カラ売りをする
- CFDで売買する
- インバース系ETFを買う
自身のパフォーマンスが、市場の平均を上回りたいと考えている方に、参考になればうれしいです。
株価が暴落する時の儲け方
株価が暴落するときに、金(ゴールド)を買う
『有事の金』、昔から言われている格言があります。
何かしらの危機・〇〇ショックが起きたとき、経済が不安定になったとき、国が財政破綻したときなどに、ゴールドが買われる傾向にあります。
例えば、リーマンショックのあった2008年から2010年の間は、金の価格が上昇しています。
こういった事象をみると、株価暴落時に金を買うのもありにみえます。
ただ、株価と金の価格が必ずしも逆相関の動きをするとは限らないので、そこは周知が必要です。
ETFで金(ゴールド)を買う
つぎに、どのようにして金を買えばいいのか?わからない人もいると思います。
そんな方のために、日本にいいETFがあります。
それは、SPDRゴールド・シェア(1326)です。
信託報酬は0.4%と、高すぎない報酬額です。
1口買うだけでも、ちょっとお高い買い物ですが、1つの手段として検討の余地はあると思っています。
信用取引で株をカラ売りする
最初に言いますが、この方法は上級者向けです。
そもそも信用取引で株をカラ売りしたい場合は、信用口座が必要です。
信用口座は投資初心者には開設してくれません。
ではなぜ初心者には信用口座を開設してくれないのか?
理由は簡単!
信用取引が上級者向きだからです。
初心者が無理に手を出す必要はないということです。
あと、カラ売りというのは、カラ売りがしたいと思っても、売ることのできる銘柄が限定されています。
また制度信用取引の場合、6か月以内に買い戻す必要があるため、比較的短期で勝負をつける必要もあります。
つまり、なんでもカラ売りができて、いつまでも売りっぱなしではいられない、ということです。
(いろいろ縛りがある)
最後に、カラ売りについてもっとも注意すべきことがあります。
それは、レバレッジがきくという点です。
レバレッジを効かせると、損した場合に、投資した金額以上に損失が拡大するという大きなリスクがあるんです。
くれぐれも簡単な気持ちで、手を出さないほうがいいです。
CFDで売買する
みなさんは、株価が上昇すると思った銘柄を買っていますよね。
それとは逆に、暴落しつづけると思う銘柄を、カラ売りのように売りから入ることができれば、暴落時の差額を利益にすることができます。
それを実現するのがCFDです。
CFDなら、簡単に売りからポジションを持つことができます。
さらに、CFDで売買できるのは、なにも個別株だけではありません。
各種指数についても売買が可能です。
例えば、2018年に米国と中国とでおこった貿易摩擦によりS&P500は一時的に暴落しました。
暴落したオレンジの枠内の期間にS&P500を売ることができれば、利益を獲得できます。
さらに、これまでつみたてた投資信託の評価額が暴落によって落ち込んでも、CFDのほうで利益を出すことができれば、ストレスを少なくすることができるかもしれません。
ただこのCFDの取引ですが、FXの仲間ともいえる投資手段です。
私の嫌いなFXとCFDはお友達なわけです。
売買するタイミングについては一定の技量が必要になってくるので、取引する際には注意が必要です。
ちなみに、たくさんある商品のなかから、【米国VIブルETF】だけは、実際に取引しています。
米国VIブルETFの特徴について、紹介しているサイトを紹介しておきます。
インバース系ETFを買う
インバース系ETFのひとつに、日経ダブルインバース(1357)という商品があります。
これは、日経平均の日次変動率のマイナス2倍の値動きを目指すETFです。
2020/2/15付の売買代金上位ランキング 13位にランクインするほどに、人気のあるETFです。
売買されている方が多いようです。
日経平均の株価が下がったら インバースETFの株価は上がります。
しかも、その日その日の値動きが2倍に動きます。
暴落に対する備え
暴落時にすること!というよりは、暴落が起こったときの備え方も重要です。
暴落後というのは、買い場のチャンスでもあるので、それようの資金・種銭を蓄えることも大切です。
暴落後は割安で株を買える絶好のチャンスです❗️
私のように高配当株投資を実践させている方なら尚更です。
まとめ
株価が暴落するとき、株や投資信託を保有し続けるという意思が固くても、実際に株価や評価額が下がっていくと、少なからずストレスを感じると思います。
そこで、そのストレスを緩和する意味で、下げ相場でも利益を得られる手法・手段を紹介しました。
- 金(ゴールド)を買う
- カラ売りをする
- CFDで売買する
- インバース系ETFを買う
以上、4つの手段を紹介しましたが、『無理にでもどれかをやったほうがいい』というわけではありません。
とくに、②~④の手段は、新たに口座を開設したり手間も増えますし、売買するのにかなりのスキルを問われます。
よって、『自身のパフォーマンスを向上させ、市場の平均を上回りたい』と考えるような人だけ、取り組めばいいと思っています。