米国株からの配当金は再投資する人もいれば、手元に残して生活費に充てたい人もいると思います。
そこで今回の記事は、楽天証券において、米国株からもらった配当金(ドルなので外貨)を、手元資金(銀行口座へ入金するまで)にするまでの手順を、紹介していきます。
写真をつかって、できるだけわかりやすく解説していきます。
この記事は外貨から円貨への両替方法を紹介していますが、逆に円貨から外貨への両替手順を知りたい方にも参考になる内容です。
あと、上記の手順だけではさびしいので、外貨との両替ということでFXとの違いについても簡単に解説しています。
ぜひ読み進めてください、よろしくお願いします。
【楽天証券】外貨の配当金を銀行口座に入金するまで
手順を簡単にいうと、
- まずは、外貨を円貨に両替する
- それから、証券口座から銀行口座へ出金
このような流れになります。
ここからは写真をつかって、できるだけわかりやすく解説していきます。
まず外貨から円貨へ 〔楽天証券の外国為替取引の手順〕
まずは、ログインすることを忘れないようにしましょう。
①最初に【メニュー】を選択
②メニューの中なら【外国為替】を選択
③配当金がドルなら、USD/JPYの欄から【売り】を選択
④全部売却を選択するか、金額指定から任意のドルを入力後に、【確認】する
⑤取引暗証番号を入力し、【注文】する
⑥注文すると、あとはキャンセルできません
ここまでで、配当金でもらったドルなどの外貨を円へと両替する作業が終わりました。
つぎは、証券口座にある預り金を銀行口座へと出金する手順を解説していきます。
証券口座から銀行口座へ出金する手順 〔楽天証券〕
⑦【マイメニュー】を選択
⑧【入出金・振替】を選択
⑨【出金】を選択したら、新たに出てきた【出金】を選択
⑩少し下にスワイプして、希望する出金額を調整し、【確認画面へ】を選択
⑪少しスワイプして、出金内容を確認する。間違いがなければ【取引暗証番号】を入力して【確定する】
⑫お疲れさんでした
これで、銀行口座に配当金が入金されました。
あとはこの資金を、通信費用に隔てるもよし、交際費に隔てるもよし、自由に使うことができるようになりました。
このように、証券口座にある外貨預り金を、円貨に換えてから銀行口座に入金する手順を紹介しましたが、これはひとつの例(方法)にすぎません。
例えば、楽天銀行とマネーブリッジ設定をしていれば、うえの手順でいう⑨のところで、【らくらく出金】を選択しても、同じような出金作業が可能です。
いろいろ試してみてください。
円貨から外貨への両替手順
せっかくなので先ほどとは逆に、円貨から外貨への両替手順も紹介しておきます。
上で紹介した外貨から円貨への両替方法とほとんど同じですが、③からが異なります。
①【メニュー】を選択、
②メニューの中なら【外国為替】を選択。
③外貨がドルなら、USD/JPYの欄から【買い】を選択。
④USD,円のどちらかに金額を入力し、【確認】を選択。
⑤内容を確認後、【取引暗証番号】を入力し、【注文】する。
上記の手順をふめば、証券口座にある預り金(円貨)から、外貨へ両替することが可能です。
どちらにも数字を入力すると、【確認】を選択することができないので注意してください。
証券口座での外国為替取引とFXとの違い
外貨から円貨へ、または円貨から外貨へ両替できる手順を紹介しました。
証券口座内のお金で、外貨の売り買いができるなんて、これだとまるでFX(外国為替証拠金取引)みたいですね。
『わざわざFX口座を開設しなくても、FXのようなことができるじゃん』っと思う方もいるでしょう。
なので、簡単にその違いを解説していきます。
➤【関連記事】FXで勝てないならインデックス投資に切り替えて
スプレッドが違う
スプレッドとは、買い値と売値の差です。
例えば、証券口座でドルの売買をすると、買い値と売り値とでは、0.502円の差額(スプレッド)があります。
しかし楽天FXだと、スプレッドは0.2銭、つまりたったの0.002円ということになります。
0.5円しか変わらないと思うかもれませんが、FXではレバレッジを最大25倍までかけることができるので、小さな金額でもバカにできないんです。
- スプレッドが違う
- (USD/JPYの場合)
・証券口座 0.502円
・FX 0.002円
スワップポイントの有無
スワップポイントとは、通貨間の金利差調整分のことです。
一般的に、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、2通貨間の金利差からその差額を受け取ることができます。
例えば、FX口座で米ドル10,000通貨を、円で買って保有すると、毎日18円(2021年11月25日付)をスワップポイントとして受け取ることができます。
逆に、証券口座でどれだけドルを保有していても、スワップポイントのような金利をもらうことはありません。
レバレッジの有無
FXでは、レバレッジを最大25倍まで効かせて、他通貨を売買できます。
例えば、日本円で米ドルをトレードするとします。
1$=115円の際に、1万通貨を売買する場合、レバレッジを25倍としてときの必要証拠金は、以下のようになります。
115円×1万通貨÷25倍=4万6千円
必要証拠金の金額は4.6万円となりました。
つまり、レバレッジをかけずに1万通貨をトレードしようとすると「115万円」必要なところ、わずか「4.6万円」という金額でトレードすることができるわけです。
しかし、証券口座では、このようなレバレッジを利かせた売買はできません。
あえて言うなら、証券口座での外貨の両替は、レバレッジ1倍での売買ということです。
まとめ 【楽天証券】外貨の配当金を銀行口座に入金する手順
米国株などからの外貨でもらった配当金を、手元に移して、生活費に充てたいと考える人もいるでしょう。
そこで今回の記事は、楽天証券において、米国株からもらった配当金(ドルなので外貨)を、手元資金(銀行口座へ入金するまで)にするまでの手順を、紹介してみました。
10枚の写真をつかって、できるだけわかりやすく解説したつもりです。
あと、外貨の両替についての記事なので、FXとの違いについてもまとめたので、あなたのためになれば嬉しいです。
- スプレッドに差がある
- スワップポイントの有無
- レバレッジの有無
➤【関連記事】誰でもできるインカムゲイン投資の始め方〔ETF編〕