【レイ・ダリオ氏】率いるブリッジウォーター・アソシエーツの保有するETF11選

資産運用をはじめたものの、なにに投資をすればいいのか迷ったときの解決方法のひとつに、著名投資家(有名人)の戦略に乗っかる!という手段があります。

ちなみに、私は簡単に分散投資ができるETFが好きなのですが、

その私の大好きなETFをポートフォリオの中に複数取り入れているヘッジファンドがあります。

それは、ヘッジファンドの帝王ことレイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエーツです。

従来、ヘッジファンドというのは、個別株に集中投資することで市場平均をアウトパフォームすることを狙っていますから、ETFを組み込んでいるファンドは比較的少ないんです。

しかし、ブリッジウォーター・アソシエーツは複数のETFを組入れながらも高いパフォーマンスを維持することで、投資家達から多額の資金を預かり運用しています。

そこで、レイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエーツが、どのようなETFを保有しているのか確認して、自身のポートフォリオに取り入れたくなるものがあるのか検討したいと思います。

ようするに、ETFだけでもレイ・ダリオ氏の作っているレシピをパクれないか?ということですね。

ブリッジウォーター・アソシエーツの保有するETF11選

今日の記事で選出するのは、ブリッジウォーター・アソシエーツが運用するETFのなかから、

  • 2020年12月31日付け
  • ポートフォリオの1%以上を占めている
  • 大手ネット証券で購入できる

以上の条件をみたしたETFを紹介していきます。

とは言っても、11ものETFがありますから、簡単な紹介となっています。

米国

S&P500種指数に連動する投資成果を目指すETFで、S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れています。

SPY(SPDR S&P500 ETF)
  • ステート・ストリート社が運用
  • 経費率 0.09%
  • 配当利回り 1.49%
  • 増配年数 11年
  • 5年成長率(CAGR) 6.23%
  • 1年トータルリターン 22.29%
  • 5年トータルリターン 95.53%
  • ポートフォリオ比率 11.93%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を47.26%下げています
IVV(iシェアーズS&P500)
  • ブラック・ロック社が運用
  • 経費率 0.03%
  • 配当利回り 1.54%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) 5.85%
  • 1年トータルリターン 22.18%
  • 5年トータルリターン 95.31%
  • ポートフォリオ比率 2.60%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を63.39%大幅に下げています

両社のトータルリターンに大きな差がないことから、IVVのほうが経費率が低く魅力的なように見えますが、ブリッジウォーター・アソシエーツ的には、SPYのほうが好みのようです。

SPY

テクノロジー、ヘルスケア、金融で過半数を占めています。

SPY 週足 5年間

50週および200週移動平均線が平行移動しています。

少なくとも、5年以上は強気相場が続いている証拠ですね。

米国への投資は、SPYとIVVとあわせると15%です。

ブリッジウォーター・アソシエーツのETFからは、米国への集中投資感はみられません。

新興国

VWO(バンガードFTSEエマージング・マーケッツ)
  • ヴァンガード社
  • FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動
  • 経費率 0.10%
  • 配当利回り 1.75%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) -2.18%
  • 1年トータルリターン 30.53%
  • 5年トータルリターン 76.95%
  • ポートフォリオ比率 5.71%
  • 保有率を46.82%下げています
IEMG(iシェアーズ コア MSCI エマージング・マーケット
  • ブラック・ロック社
  • MSCIエマージング・マーケッツ・インベスタブル・マーケット・インデックスに連動
  • 経費率 0.11%
  • 配当利回り 1.77%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) 3.12%
  • 1年トータルリターン 32.20%
  • 5年トータルリターン 76.95%
  • ポートフォリオ比率 2.89%
  • 保有率を32.01% 下げています。
EEM(iシェアーズMSCIエマージング・マーケット)
  • ブラック・ロック社
  • MSCI TRエマージング・マーケッツ・インデックスに連動
  • 経費率 0.68%
  • 配当利回り 1.38%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) -1.36%
  • 1年トータルリターン 31.74%
  • 5年トータルリターン 79.38%
  • ポートフォリオ比率 1.71% 
  • 保有率を7.09%引き上げています。

VWO+IEMG+EEMが占めるポートフォリオの比率は、10.3%です。

VWO

金融、テクノロジー、一般消費財の3つで過半数を占めていますが、円グラフをみるかぎり、比較的まんべんなくセクターを分散しています。

VWO 週足 5年間

直近の1年はS&P500種指数をアウトパフォームしています。

これは、中国が早い段階でコロナウイルスを抑え込み、経済活動を再開させたためだと考えています。

ゴールド

ファンドは金に投資していて、金地金の価格のパフォーマンスを追跡しています。

GLD(SPDR ゴールド・シェア
  • ステート・ストリート社が運用
  • 経費率 0.4%
  • 1年トータルリターン 8.27%
  • 5年トータルリターン 43.7%
  • 10年トータルリターン 23.83%
  • ポートフォリオ比率 4.61%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を26.42%下げています
IAU(iシェアーズ・ゴールド・トラスト)
  • ブラック・ロック社が運用
  • 経費率 0.25%
  • 1年トータルリターン 8.35%
  • 5年トータルリターン 41.44%
  • 10年トータルリターン 22.44%
  • ポートフォリオ比率 2.43%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を32.58%引き上げています

ゴールド(金)に関するETFのパフォーマンスは、差はないと考えられるので、経費率の低いほうがいいと思います。

2019年から続いた強気相場も、2021年に50週移動平均線を下に突き抜けてしまったことで、価格は200週移動平均線まで下落する可能性がでてきました。

ブリッジウォーター・アソシエーツのゴールドの保有率は、GLDとIAUをあわせると7%前後になるわけですが、これはインフレヘッジとして保有していると考えられるので、

自身もゴールドに投資をする場合には、ポートフォリオの7%を目安に検討するといいと思います。

中国

中国の大型株に投資し、FTSE中国50インデックスに連動する投資成果を目指したETFです。

FXI(iシェアーズ中国大型株ETF)
  • ブラック・ロック社
  • FTSE中国50インデックスに連動
  • 経費率 0.74%
  • 配当利回り 2.04%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) -0.14%
  • 1年トータルリターン 24.36%
  • 5年トータルリターン 64.48%
  • ポートフォリオ比率 1.43%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を376.9%も大幅に引き上げています

今日紹介するETFのなかでは、経費率は高めです。

価格が下がって、配当利回りが3%を超えたとして、5年成長率(CAGR)-0.14%では、高配当銘柄としてみることはできません。

一般消費財と金融だけで過半数を占めた割合となっています。

FXI 週足 5年間

チャートのパターンは新興国のもの(VWOなど)と酷似しています。

中国に投資するなら、個人的にはCXSEをおすすめのETFとしています。

その理由は、CXSEのほうがFXIよりも、経費率が安いうえにパフォーマンスも優れているからです。

先進国

米国または、米国とカナダを除く世界の先進国を中心に、大型・中型株に投資するETFです。

VEA(ヴァンガード FTSE先進国市場ETF)
  • ヴァンガード社
  • FTSE先進国(除く米国)インデックスに連動
  • 経費率 0.05%
  • 配当利回り 1.97%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) -2.07%
  • 1年トータルリターン 19.07%
  • 5年トータルリターン 43.73%
  • ポートフォリオ比率 1.39%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を21.46%下げている
EFA(iシェアーズMSCI EAFE ETF)
  • ブラック・ロック社
  • MSCI EAFEインデックスに連動(米国とカナダを除く世界の先進国)
  • 経費率 0.32%
  • 配当利回り 2.06%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) -0.85%
  • 1年トータルリターン 16.48%
  • 5年トータルリターン 38.79%
  • ポートフォリオ比率 1.35%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を20.99%下げている

米国を除いた先進国の5年トータルリターンは、米国の半分以下です。

米国が強いと言われる所以ですね。

VEA

VEAは、西欧・アジア太平洋地域を中心に、世界の大型・中型株を保有しています。

セクターは比較的分散されています。

VEA 週足 5年間

社債

社債ETFのなかには、HYG(iシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF)やIGLB(iシェアーズ長期社債ETF)などがありますが、ブリッジウォーター・アソシエーツが採用している社債ETFはLQDです。

LQD(iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債)は、米ドル建て投資適格社債で構成される指数に連動する投資成果を目指すETFです。

LQD(iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債)
  • ブラック・ロック社
  • 連動
  • 経費率 0.14%
  • 配当利回り 2.76%
  • 増配年数 0年
  • 5年成長率(CAGR) -1.89%
  • 1年トータルリターン -1.03%
  • 5年トータルリターン 13.54%
  • ポートフォリオ比率 1.32%
  • 2019年第4四半期とくらべると、保有率を52.76%も大幅に引き下げています

企業が出す債券ですから、そこまで利回りが高くありませんし、増配もしておりません。

50及び200週移動平均線が、長期にわたってゴールデンクロスを維持していますから、強気相場であることは明白です。

しかし、2020年から価格とRSIとではダイバージェンスの関係が続いており、下落待ちのじょうたいでした。

そこへ、価格が直近の安値を割り込むことでダブルトップを形成し、50週移動平均線も下に突き抜けてしまいました。

こうなると、目先は$127付近まで下落する公算をたてることができます。

まとめ

ブリッジウォーター・アソシエーツが運用する11あるETFを紹介しました。

この中から、もっとも私が買い付けを検討したくなったETFは、IEMGです。

まずSPYやIVVを選ばない理由ですが、米国への投資については、つみたてNISAの枠内でS&P500種指数に連動した投資信託をすでにつみたてているからです。

また、中国に投資をするならFXIよりもCXSEのほうを推しますし、

ゴールドについても、インフレヘッジの手段が暗号資産のほうに流出していることから、弱気と判断しています。

あと、米国以外の先進国にも魅力を感じませんし、社債については、配当利回りが3%を超えるほどに価格がもし下がれば検討するかな?ぐらいです。

したにある新興国の指数チャートを眺めてみると、長年レジスタンスとなっていた1200ポイント台を上に突き抜けています。

よって、新興国株式の時代が再来するかもしれないため、新興国ETFには興味をもっていました。

MSCI Emerging Markets Free Index

そこでVWO、IEMG、EEMを比較したとき、5年トータルリターンに大きな差がないのに、IEMGだけ配当金の5年成長率(CAGR)が3.12%と、他のETFがマイナス成長ななか、毎年増配とはいかないもののCAGRがプラス成長であるところを評価しました。

ようするに、VWO、EEMよりもIEMGのほうが、もらえる配当金が多くなりそうだから、IEMGを選択したということです。

最後に、ブリッジウォーター・アソシエーツが、2019年第4四半期から、ETFの保有率を下げて個別株投資に力をいれているので、そちらの情報もカバーできればなぁと思っています。

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