
COVID-19パンデミックのあおりで経済は冷え込み、観光業およびホテル業・商業などに波紋が広がっています。
これにより投資家から「問答無用の売り」が出たようで、東証REIT指数は株価以上かもしれないほど下落しています。
まさに落ちるナイフ状態です。
しかし、言い換えれば不動産のバーゲンセールと言えなくもありません。
そこでJ-REITを買うならば何を買えばいいのか?検討していきます。
ひとことでJ-REITと言っても、投資信託とETFの、どちらでも買うことができるので、それぞれについておすすめをご紹介していきますね。
J-REITは今が買い場?

このチャートは、東証REIT指数の推移をあらわしたもの。
かなりの勢いで指数が下がっており、2014年当時まで指数が戻っています。
6年前にタイムスリップした感じでしょうか?
ちなみに6年前の流行語大賞は「だめよ~、だめだめ」です。
ー追記ー
2022年1月、株価が暴落していますが、これは米国を筆頭に金利が上昇している(する方向性が決まっている)ためです。
その背景は、米国金融政策の不透明感や、原油高、オミクロン株によるインフレ懸念などが原因です。
株価に引っ張られて、REITの価格の大きく下落し、2022年1月25日現在で13%超の下落しています。

買い物は安いときにかぎります。
J-REITに投資するおすすめの投資信託3選
J-REITに投資したい!と思ったとき、具体的に何に投資をするのか?
つみたて方式でREITに投資したいと考えているなら投資信託がいちばんです。
例えば、国内REITを扱う投資信託は、楽天証券で54ファンドあります。
このなかから、どれにしようか?と悩んだ時に、
丁度 『第5回楽天証券ファンドアワード』が発表されていたのでそれを参考にしたいと思います。
これが、国内リート部門の結果です。

この3つのファンドの基準価額の推移を比較するとこんな感じで。

✅【野村J-REITファンド】がもっとも実績がよさそうですね!
でもこのファンドの管理費用は1.1%あります。
自動分散投資をしてくれる楽ラップの管理費用(約1%)よりも高いです。
管理費用が高い理由は、こちらがアクティブファンドだからです。
✅次に成績がいいのは、【野村インデックスファンド・J-REIT】です。
このファンドの管理費用は0.44%です。
こちらは東証REIT指数に連動したインデックスファンドなので、管理費用は低めになっています。
私のおすすめするJ-REITの投資信託は

私のおすすめする投資信託は、
eMAXIS Slim 国内リートインデックス です!
さきの2ファンドよりもかなり歴史が浅いけれど、純資産は同等ですし、なんせ信託報酬がぜんぜん安いです。
信託報酬 | 純資産 | |
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 0.187% | 88億円 |
野村インデックスファンド ・J-REIT | 0.44% | 80億円 |
野村Jリートファンド | 1.1% | 98億円 |
検討の余地はあると思います。
私のおすすめするJ-REITのETFは?

つぎはおすすめのETFを紹介します。
さきほどおすすめした投資信託よりも、信託報酬(管理費用)が低く、運用期間の長いETFとなります。
【1343】NF・J-REIT ETF(愛称)
・信託報酬 0.155%(税抜き)
・分配利回り 3.4%(2022年1月)
・純資産総額 4,390億円
・取引単位 10口~
・組入銘柄数 61銘柄
このETFは、楽天証券やSBI証券なら買付手数料が無料ですよ!

2008年からの運用実績をながめると、基準価額(株価)は長期的だと右肩上がりに上昇しています。
また、純資産についてもコロナショック以前の水準を超えて増え続けています。
それだけ人気が高いということです。
ほかにもまだおすすめできるETFがあるので、こちらを参考にしてください。

J-REITがポートフォリオを占める割合は?

買付先がわかったところで、次はポートフォリオのなかに、J-REITをどのくらいの割合で組み込めばいいのか?を考えていきます。
楽天証券のサービスのひとつである、自動でポートフォリオを組んでくれる【楽ラップ】を参考に見てみます。
すると、【楽ラップ】保守型タイプで運用した場合のポートフォリオがこちらになります。

国内リート(J-REIT)の占める割合は、5.53%でした。
つぎに、同じ【楽ラップ】から、かなり積極型の場合はそれは4%でした。
よって 国内REITはポートフォリオの4~6%を目安に組んでみてはいかがでしょうか?
よって、あなたがもし、5百万円のポートフォリオを組んで資産運用をするなら、そのうちの20~30万円ぐらいは、J-REITに分散投資をしてもいいかもしれません。
まとめ
株価同様に、東証REIT指数も落ちるナイフのように下落しています。
まだ落ちると考えるなら、買いは保留すればよいですし、底と思う方はぜひREITの購入も検討してみてはいかがでしょうか?
COVID-19パンデミックによって経済の先行きはまだ不透明です。
株価が安いためにバーゲンセールと言われたりしていますが、今全力で買いに行くのではなく、ファイナルセールがくるかもしれないと構えて、余力は残しておきたいですね。
国内REITの買付先としては、
- 投資信託なら
- ・eMAXIS Slim 国内リートインデックス
・野村インデックスファンド・J-REIT
など - ETFなら
- ・【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
・【1488】ダイワ上場投信-東証REIT指数
など
このあたりをおすすめします。
可能であればETFを買う場合は、そのETFの売買手数料が無料かどうかを各証券会社でしらべてから、購入をご検討下さい。
・SBI証券、国内ETF(120銘柄)の取引手数料無料対象銘柄の詳細は、公式サイトへ
・楽天証券、国内ETF(128銘柄)の取引手数料無料対象銘柄の詳細は、公式サイトへ