個別株投資をしていくなかで、伸びているセクターについて知りたい時ってあると思うんですよね。
例えば、直近の1週間でパフォーマンスのよかったセクターは?とか、
年初来でもっともパフォーマンスのよいセクターは何かな?とか、知りたくなる時ってないですか?
私はそういった経験があります。
しかし、上記の1週間や年初来なら、まだ情報として出回りがちなのですが、1カ月や3カ月といった期間になると、情報があまりでまわっていません。
そこで今回の記事では、各時間軸ごとのセクター別パフォーマンスを知る簡単な方法として、【finviz】の使い方を紹介していきます。
そして最後には、知ることのできたパフォーマンスの良いセクターに投資をするには、どうすればよいのか?っということも書きましたので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
【finviz】をつかえばセクター別のパフォーマンスが秒殺でわかる
【finviz】をつかって、セクター別のパフォーマンスを調べていきたいと思います。
操作はたったの1~2クリックで済みます。
まずは、 【finviz】 のホーム画面に移動してください。こちら
そしたら、やや上方にある【Groups】をクリックしましょう。
たったこれだけです。
この作業だけで、 セクター別のパフォーマンスを知ることが出来ますし、1日間や1週間、1年間や年初来など、さまざまな期間についてのセクター別パフォーマンスも知ることができるので、結構便利だと思います。
ちなみに2021/7月末現在、1日~1年間のすべての期間において、もっともパフォーマンスの良かったのは、『コミュニケーションサービス』セクターでした。
これだけで終わっては面白くないので、せっかくコミュニケーションサービス セクターが、ここ最近パフォーマンスの良いことがわかったので、同セクターをもう少し掘り下げたいと思います。
コミュニケーションサービス セクターをスクリーニングする
先ほど【Groups】をクリックして表示させたグラフで、掘り下げたいセクターをクリックしましょう。
ここでは、【Communication Services】をクリックします。
知りたいセクターの文字またはグラフのバーをクリックしましょう。
すると下の写真のように、コミュニケーションサービス セクターに該当する銘柄と、そのチャートが表示されます。
これだけではあまりにも銘柄が多すぎるので、絞り込む必要があります。
例えば、アナリスト推奨が【強い買い】や、今年のEPS成長率が25%以上の銘柄、などと言った感じです。
今回は、時価総額の大きい銘柄に絞り込んで(スクリーニング)いきますね。
それでは、【Market Cap.】のプルダウンメニューの中から【Mega($200 bln and more) 】を選択してください。
すると、7つの銘柄に絞られます。(2021年7月現在)
- 【CMCSA】コムキャスト
- 【DIS】ウォルト・ディズニー
- 【FB】フェイスブック
- 【GOOG】アルファベット クラスC
- 【GOOGL】アルファベット クラスA
- 【NFLX】ネットフリックス
- 【VZ】ベライゾン・コミュニケーション
表示されているチャートは約10か月間という中途半端な期間ですが、
- 【CMCSA】コムキャスト
- 【FB】フェイスブック
- 【GOOG】アルファベット クラスC
- 【GOOGL】アルファベット クラスA
の4つの銘柄については、右肩上がりの成長を続けていることを、ひとめで確認できました。
よって少なくとも、この4つの銘柄に投資をすることができれば、コミュニケーションサービス セクターの成長を享受できるかもしれません。
あと【DIS】ウォルト・ディズニーも、ほぼ右肩上がりではありますが、デルタ株を中心とした新型コロナウイルス感染拡大を背景に、世界のディズニーランドやディズニーワールドでの収益が伸び悩む展開が予想されるので、簡単に株価上昇とはならないと思います。
まとめ
この記事では、各時間軸ごとのセクター別パフォーマンスを知る簡単な方法として、【finviz】の使い方を紹介しました。
【finviz】はスクリーニングツールとしての使い方が一般的なので、今回のようにスクリーニング以外の使い道もあるということは、知っておいて損はないと思います。
ちなみに、今回コミュニケーションサービス セクターの中から時価増額の大きな7つの銘柄を取り上げましたが、
- 【CMCSA】コムキャスト
- 【DIS】ウォルト・ディズニー
- 【FB】フェイスブック
- 【GOOG】アルファベット クラスC
- 【GOOGL】アルファベット クラスA
- 【NFLX】ネットフリックス
- 【VZ】ベライゾン・コミュニケーション
【GOOG】アルファベット クラスC以外の6つの銘柄については、 PayPay証券でも買付することができます。
それにPayPay証券では、1,000円から株主になることができるので、手軽に日米の株取引を体験できますし、不定期で送られてくるメールには決算情報の要約などがあることから、私はけっこう重宝している証券会社です。