不動産クラウドファンディング「victory fund」が気になる。
会社やファンドの特徴は?
本記事では、不動産クラウドファンディング「victory fund」をテーマに、メリットやその評判について解説します。
同社は、1997年に設立された「カチデベロップメント株式会社」によって運営されています。
2021年3月から不動産投資型クラウドファンディング事業を開始したばかりです。
①扱っているファンドの傾向
②平均利回りは驚きの 約8.8%
③3つのデメリット
④気になるファンドがないか公式サイトをチェック
victory fund とは?基本情報を解説
victory fund とは?
まずは、victory fund の基本から解説します。
同社は、都内を中心に不動産の買取・再販をおこなっていましたが、2021年より、不動産クラウドファンディング事業を始めました。
不動産クラウドファンディングとは
- Webで出資者を募集
- 運用会社が不動産事業を行う
- 事業から得たインカムやキャピタルゲインを投資家と折半
簡単にいうとこんな感じです。
個人投資家が現物の不動産投資をするには、数百万円以上のまとまった資金が必要でした。
しかし、クラウドファンディングという仕組みを使うことで、少ない資金で不動産投資が可能です。
運用会社も、投資家たちから集めた資金と自社の資金と合わせることで、より大きな物件を扱うことができます。
資金の大きな物件を扱えば、それだけ売上もあがります。
不動産投資のプロが運用して、投資家と運用会社の両者で利益を分かち合おうというサービスです。
ファンドの傾向
運用会社によって、販売するファンドに特徴があります。
一言で医者と言っても、内科や外科、耳鼻科など、医師によってそれぞれ得意分野があるのと同じです。
victory fund のファンドには、どのような傾向があるのか?解説します。
過去21件の目標利回りを平均した結果がこちらです。(2024年1月時点)
平均利回り 約8.8%
利回り3%のクラファン会社もあることから、ハイリターンな会社と言えます。
ちなみに、最低出資額は10万円になります。
運用期間 11.1ヶ月(6〜12か月)
多くのファンドは10〜12か月の運用期間でした。
短いもので6か月というファンドが1件だけあったよ。
長い期間ほったらかしで、配当金をもらいたい!人もいるので、ここは好みが分かれるところ。
運用期間の長いファンドがお好みでしたら、ゴコウファンドがおすすめです。
長いもので5年間運用というファンドもあります。
ゴコウファンドはこちら。
募集形式は、先着式のみ。
先着式のファンドは、個人の実力や環境によって大きく左右されます。
手際がよく、通信環境に恵まれている人でなければ、いつまでたっても出資できません。
抽選式なら、応募し続ければいつかは出資できます。
これもまた、好みの分かれるところです。
最近、先着に勝てなくなってきたので、抽選が好きです。
テクラウドは、ひとつの案件について、抽選枠と先着枠のふたつを用意している珍しい運用会社です。
主に東京都内。
クラウドファンディング事業を始める前から、東京都内の収益物件や、買取転売などの不動産事業の経験があります。
都内の不動産情報に絶対的な自信があるため、それに特化させた形です。
都内のファンドなら、実際に下見へ行くことができる人も多いでしょう。
▶︎ victory fund の公式サイトは こちら。
「victory fund」3つのデメリット
victory fund のデメリットは以下の通りです。
- ファンドの募集頻度が少ない
- 劣後出資比率が少なめ
- 運用会社は非上場
順番に解説します。
デメリット① ファンドの募集頻度が少ない
投資家登録をしたあとは、すぐに出資したくなる投資家さんは多いと思います。
しかし、victory fund のファンド募集頻度は決して多くありません。
ファンドの募集は、一月に1件あるかないか。と言ったところ。
ちなみに2021年9月から2022年5月の間、募集ゼロです。
victory fund さん、ファンド募集をキリンよりも首を長くして待ってます。
デメリット② 劣後出資比率が低め
劣後出資比率とは、出資総額に対する運用会社の出資額の割合です。
よって劣後出資比率が多ければ多いほど、投資家の元本は守られます。
victory fund の劣後出資比率を調べると、その平均値は6.1%でした。(2024年1月現在)
同じクラファンからTOMOTAQUの劣後出資比率を見てみると、10%です。
また、利回り不動産の劣後出資比率も10%でした。
ちょっと物足りませんが、逆に自信があるとも解釈できる?
補足:販促力がすごい
以前、劣後出資比率が2.86%とかなり低く設定されたファンドがありました。
このとき、募集枠が埋まらずに進捗が悪かったんです。
そこで victory fund は、Amazonギフト券を贈呈したり、想定利回りを8%から10%に上げたりしました。
なんとしても成約させてやる!という強い意気込みが、伝わったことを覚えています。
デメリット③ 運用会社は非上場
運用会社「カチデベロップメント株式会社」は非上場です。
つまり、プライム市場やグロース市場などに上場していないということ。
上場会社であれば、アナリストの決算報告や四季報を使った情報収集が可能です。
また、決算や財務状況などを、監査法人によってチェックされているので、信頼性もあります。
でも、非上場企業にはこれらがありませんし、財務報告はあくまで自己申告となります。
クラウドファンディング会社の財務諸表を読み解くのは、素人ではマジ無理です。
クラウドファンディング会社の財務諸表を読み解くのは、素人ではマジ無理です。
テクラウドの財務状況を調べたときは、難しすぎて蕁麻疹が出たほどです。
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラファンのもつ、一般的なデメリットについても紹介します。
株式投資などに比べると歴史が浅いので、今後どのようなトラブルがでてくるのか?不安はあります。
victory fund を活用するべき2つのメリット
メリット①高い利回り
私が不動産投資型クラファンを始めた理由でもあるのですが、利回りがとにかく高いです。
先ほど紹介したとおり、過去21件の目標利回りを平均すると、約8.8%でした。
平均利回り 約8.8%
利回り不動産の平均利回りが6.4%で、TOMOTAQUのそれが6.3%です。
victory fund の利回りがいかに高いのか!わかるはずです。
私はリスクをとって、このようなファンドに出資する方針です。
メリット②東京の物件ならおまかせ
運用会社の「カチデベロップメント株式会社」は、東京の不動産に特化して営業をしてきました。
土地の売買はもちろん、物件をバリューアップさせ賃貸収益を得るなどの実績があります。
同社は、土地案件やアパート・マンション案件、商業ビル案件など、東京中の物件という物件を知る尽くしています。
頭痛で困っている時、内科の医師よりも、脳外科の医師を頼るように、
東京の物件のことなら、victory fund に頼ると間違いないでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
利回り不動産にかぎらず、不動産投資型クラファンのもつ、メリットについても簡単に紹介します。
利回り不動産の口コミ
Twitterからの抜粋です。
実績が少ない分、口コミも少ないです。
Twitterを見るかぎり、victory fund のあつかうファンドの人気は高く、即完売のようです。
先着方式に勝つ自信のある方は、victory fund を使うメリットがありそうです。
victory fund の魅力まとめ
本記事では「victory fund」の特徴や魅力について紹介しました。
不動産投資型クラウドファンディングの一般的なメリット、デメリットを合わせると以下のとおりです。
victory fund のメリット
- 利回りが非常に高い
- 景気に左右されにくい
- 東京の物件に特化して運用
- ほったらかしでよい不動産投資
- 優先劣後出資により、損をしにくい
victory fund のデメリット
- ファンドの募集頻度が少ない
- 劣後出資比率が低い
- 非上場企業である
- 元本保証ではない
- 税制が不利
公式サイトはこちら。
victory fund なら、10万円から都内の物件に投資が可能です。
そこから高い利回りの分配金が期待できます。
すでに株式投資やつみたてNISAを使った投資を始めている方には、リスク分散の一助になると思います。
但し、投資商品であり元本保証でありませんので注意が必要です。
ポートフォリオの何%ぐらいが、自分に合っているのか考えながら活用して欲しいです。
以上、victory fund の魅力まとめでした。