不動産投資型クラウドファンディングを始めた方は、何社に投資家登録をしましたか?
複数の運用会社に登録していない方というのは、
『たくさんの運用会社に、個人情報をさらけだすのはちょっと…』と、考えているのではないでしょうか?
その気持ちはわかります。
個人情報の漏洩がこわくて、マイナンバーカードの発行をためらったくらいです。
しかし、登録社数が少ないと、最悪いつまでたっても投資を始めることができません。
まだ、1,2社しか登録していないという人も、どうぞ記事を読んでいってください。
6社の不動産投資型クラファンに投資家登録している私が、複数登録するメリットについて、解説していきます。
希望のファンドに投資できるわけじゃない
ファンドに募集するとき、出資できるかどうかは、抽選または先着方式で決まります。
先着方式の場合、人気の少ないファンドなら、ライバルも少なくなるので、出資できるでしょう。
しかし、利回りの高い人気のファンドには、たくさんの投資家が競って応募してくるので、容易ではありません。
それでもあなたが、新しいiPhoneを手に入れるために、3日前から路上に並んだり、
子供の運動会のために、良い場所を取ろうと、躍起になるようなタイプでしたら、先着方式の競争に勝って当選できるかもしれません。
何が何でも先着に勝つ!という気概がある人は強い、という話です。
それでも、先着にぜったい勝てるという保証はありません。
抽選もしかりです。
利回りが高いファンドは、抽選倍率がエグイことになります。
これは、みんなの年金がだした、あるファンドです。
利回りが8%と高いことから、抽選倍率が488%と激高しています。
当選は、5人にひとりの確率
ひとつの運用会社で、毎月5ファンド以上の募集があれば、この競争率でも問題ありません。
でも、ひとつの運用会社が毎月だすファンドは、せいぜい1~3物件がいいところです。
不動産投資クラファンを始める気満々なのに、なかなか始められないストレスに耐えられますか?
始めたくて始めたくて、ウズウズする。
応募できるファンドを増やすために、たくさんの運用会社に投資家登録をしましょう。
『数打ちゃ当たる』の、数をこなせる環境を作くろう!っという話でした。
ファンドの元本毀損リスクを軽減
不動産投資型クラウドファンディングは、投資商品です。
よって、分配金が遅延することもあれば、元本が返ってこない場合もあります。
昨今は、相場がいいこともあり、元本毀損なく運用されているケースが多い。
でも、リスクは常につきまといます。
- 事業者の破産等によって、元本欠損が生じ、出資者に元本が返還されない。
- 投資家保護基金・貯金保険機構・預金保険機構の保護の対象ではない。
- 賃貸収益が悪化した場合には損失が発生し、元本欠損が生じるおそれがある。
- 売却損が発生し、出資者が受領できる出資金について、元本欠損が生じるおそれがある。
- 自然災害等の影響が大きく不動産に生じる場合には、本事業における収益の減少がもたらされるおそれがある。
これでも一部です。
書き出すと、あらためてリスクの多さに気づかされます。
元本毀損は、いつ起こってもおかしくありません。
ひとつのファンドに120万円つっこむよりも、12ファンドに10万円ずつ出資して、リスクを分散するべきです。
それに、ひとつの運用会社で複数のファンドを運用するのは、むずかしいです。
毎回、先着に買ったり、抽選に当選するのは無理があります。
だから、たくさんの運用会社に投資家登録して、ファンドへの出資額を分散しましょう。
120万円の元本が、一円も戻ってこなかったら、仕事も手につかないほどのショックをうけるでしょう。
でも、元金の毀損が1,2個のファンドだけなら、身も心も守られるはずです。
案件を分散させるという意味では、こちらも有力です。
ファンドの破産例
不動産投資型ではありませんが、株式投資型クラウドファンディングのなかから、ファンディーノを紹介します。
ファンディーノで扱っている案件で、株式会社シャンティに出資するというものがありました。
この案件には、4千万円ちかい資金があつまりました。
しかし、2022/12/14にシャンティは破産手続きを開始する事態になるんですねぇ。
255名の投資家に、総額約4千万円の元金毀損が発生するであろう事例です。
こういうことが、不動産投資型クラファンで起こってもおかしくないんです。
だから、ファンドの分散は必須です。
運用会社の倒産リスクを軽減
株式の証券会社が破産した場合は、「顧客資産の分別管理」によって、投資家の有価証券も金銭も守られています。
不動産投資クラファンの場合、運用会社が倒産したら、どうしましょう。
せっかくファンドを6つに分散させても、一つの運用会社で6つすべてを運用していた場合、この会社が破産手続きをしたらどうします?
会社のなかに資金はきっとありません。
配当はおろか、元金の戻ってくる可能性も非常に低くなります。
本事業者の破産手続開始その他のやむを得ない事由があるときは、本契約は契約期間の満了前に終了します。
本契約が契約期間の満了前に終了した場合には、出資者は本来得られたであろう分配金を受ける投資機会を喪失することになります。
COZUCHIより
運用会社の倒産リスクを事前に把握しておくことも大切ですが、限界があります。
いっそのこと、ことなる会社のファンドに分散出資するほうが、簡単にリスクを回避できます。
複数のアカウント管理ができるおすすめアプリ
複数の運用会社に登録すると、各社ごとのIDだったり、パスワードをたくさん管理しなければなりません。
数がふえると管理が面倒だから、会員登録しない!
そう言う方もいると思うので、このアプリをおすすめします。
私はこのアプリを使って、I Dなどのアカウント情報を、すべて管理しています。
・日本語対応
・登録制限なし
・Mac でも使える
・Safariとの連携可
・FaceIDでロック解除可能
・フォルダでジャンル別の管理可能
メールアドレスの登録が必要な点と、つかえるのは iPhone ユーザー のみである点がデメリットになります。
メールアドレスの登録を面倒に思うかもしれません。
でも万が一、マスターのパスワードを忘れた場合に困ってしまうので、これは許容したほうがいいです。
Android の方には、こちらが人気のようです。
まとめ┃会社もファンドも分散投資
株式投資の場合、証券会社はひとつでも、分散投資ができます。
楽天証券の口座を開設し、全世界株式指数に連動した投資信託やETFを、毎月買うように設定をするだけ。
不動産投資型クラウドファンディングでは、そうはいきません。
例えば、COZUCHIの投資家登録だけしても、募集形式は抽選ですから、毎月ファンドを買える保証はありません。
COZUCHIでたくさんのファンドに分散出資できたとしても、
COZUCHI自身が破産手続きをするようなことになったら、どうしますか?
出資金のすべてが、水の泡となる可能性が高くなります。
だから、運用会社の分散も大事になります。
・ファンドを失敗を回避するため
・多くのファンドに出資するため
・会社の倒産リスクを緩和するため
たくさんの運用会社に投資家登録する必要性が、わかって頂けましたか?
つぎは、どこの会社に投資家登録するのか?ということになります。
それに答えた記事はこちらになります。
参考になれば幸いです。